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Everest Poker

フロップで強いハンドをアグレッシブに打つことについて

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2008-09-29
Mathew Rochman
今回は経験を積んだ上級プレーヤーにとっては当たり前のことを解説する。しかし、ホールデムを習得途上のプレーヤーにとっては、以下のアドバイスは非常に重要であり是非とも基本的な考え方として常に心に留めておいて欲しい。フロップで強いハンドとなったとき、どういう場合にベット、レイズ、リレイズとアグレッシブな戦い方をするべきかということである。



フロップで弱目のフラッシュが完成した場合
Party Poker

例えば、8h-10h持ちで、フロップがKh-7h-3hとなりフラッシュが完成したときにはフロップでレイズすべきである。これには3つの利点がある。(1)逆転する可能性がほとんど、あるいは全くない手をもっている相手からチップを奪うことが出来る。(2)ドローに行っている相手からチップを奪うことが出来る。(3)危険なハンドを持っている相手を降ろすことがが出来る。3つ目の点については、どうして、アグレッシブに戦うことによって危険なハンドを持っている相手を降ろすことが出来るのか疑問に思う人もいるかも知れない。もちろん、ハートのAを持っている相手はナッツドローを持っているのであるから、フロップでのベット・レイズがあってもコールしてついてくるであろうことは誰が考えても明らかであるし、私も否定しない。しかし時には誰もハートのエースやクイーンを持っていない場合もある。一方で、誰かがハートのジャックを持っている場合もある。これが真に危険なハンドである。ハートのジャックを持っている方の立場で考えればフロップでベット&レイズがあったとして果たしてついていけるであろうか?ハートのジャック持ちで十分強いフラッシュとなる例外的なケースを除いて、いかにルーズなプレーヤーであっても降りることを考えるであろう。

 このようにハートのジャックに降りて欲しいからこそ、私は上記の状況ではフロップでアグレッシブに打つのである。もちろんハートのエースやクイーン持ちの敵を降ろすことが出来ないことは分かっている。しかしながら、必ずしもエースやクイーン持ちの相手がいる訳ではないのであるから、私はこちらの手より強くなる残りのフラッシュドローに対してプレッシャーをかけたいのである。今まで何度も5-6スーテッド(あるいは似たような強さの同じスーツ2枚)でフラッシュがフロップで完成し、フロップでアグレッシブに打ってきた。そして後ろの2,3人のプレーヤーを降りた後で、もう1枚のハートがリバーで落ち、ショーダウンとなったとき私が勝っていたという経験が何度もある。フロップとターンでコールしてきた相手は強い手をもっていたがハートは1枚も持っていなかった。こういうときフロップで降りた相手は、俺はハートのジしかし、ャック(あるいは10,9,…)を持ってたのに!」とテーブルを叩いて悔しがったものである。私がレイズしたおかげで、他のプレーヤーは私かあるいは最初にベットしたプレーヤーがハートのA持ちだと考えざるをえなかった訳である。大多数のプレーヤーはドローイングデッド(ドローを成功させても相手に負けている状況)と思われる状況ではちゃんと降りるので、こういった状況でフロップでしっかりアグレッシブに打つことは有益なのである。ときにはクイーンハイフラッシュを捨ててくれるプレーヤーさえいるが、これはそのプレーヤーがどの程度タイトかによる。



 ベットしてきた相手にリレイズされた場合はどうするべきか?こうなると相手がより大きいフラッシュを持っている可能性を考えることであろう。私なら以下のように分析してプレーする。私がフロップで弱いフラッシュを完成した所、相手がベットしてきた。今まで述べてきたように、私は即座にレイズする。それでも敵がリレイズしてきたら、ターンとリバーではチェック&コールに回る積もりで、フロップではキャップする。私の経験では、彼らはAK持ちかせいぜいセットを完成させている程度あり、こちらがフラッシュを完成していないと踏んでリレイズしてきたという場合が結構多い。だからこそ、彼らは出来るだけのプレッシャーをこちらに与えようとした訳である。一方、こちらもこれ以上小細工を仕掛ける必要はない。もしAハイフラッシュドローだとすればターンでこちらがレイズしても降りない。だからターンとリバーでは単にチェック&コールに留めるのが懸命なのである。

 所で、私がフロップでキャップし、ターンで相手がチェックするとこちらとしてはベットしたくなる。しかし相手が本当にナッツフラッシュを持っていればターンでチェックレイズを仕掛けてくることも考えられる。ターンでチェックレイズされた場合は、こちらは非常に困難な状況になる。相手がフラッシュなしでチェックレイズしてくるとは考えにくい。降りるのも難しいしチェックレイズされた後で、ターンとリバーの2回クライングコール(crying call:文字通り「泣く泣く」コールすること)。この場合の判断は相手次第ということになる。



フロップでセットが出来た場合

私はフロップでセットが出来たらベットする。多くの人がフロップではスロープレーすべきだと主張するだろう。しかしスロープレーする目的をもう一度考えて見よう。フロップでナッツフラッシュが出来た場合は、敵にわなを仕掛けターンでコールしてもらえる人間を増やすためにスロープレーすることもたまにある。子の場合、フロップでスロープレーしたのは、自分の手の強さを隠すためである。しかし、33持ちでフロップがJ-9-3であり、私がフロップでベット&レイズしたとしても一体何人の敵が、私がセット持ちだと読めるであろうか?私の手の強さは完璧に隠されているのである。だから当然フロップ・ターンでベットし続けるのである。こうすることにより、弱い手を持っている人がしっかり降りる一方、トップペア持ちの敵が1,2人ついてきてくれるという状況が私は大好きである。この手のハンドを持っていれば圧倒的に有利である。従ってリバーまでとことんアグレッシブに打ち、ベットしてくる相手にはレイズするのである。(もちろんボードがJ-9-3-10-Qのように非常に危険になった場合は別である。)

 もし私のベットに対してだれかがレイズしてきた場合は、ポジションと相手のプレーヤーのタイプによって打ち方が異なる。こちらがアーリーポジションであり敵が後ろのポジションからレイズしてきた場合は、ここではコールしてターンでチェックレイズすることを考える。このような状況で私がターンでチェックした場合、相手はほぼ確実にターンでベットしてくるであろう。しかし、敵が巧妙なプレーヤーで、フリーカードをもらう目的でレイズしてきた場合は、フロップでリレイズし、ターンでもベットするという戦法も十分考えられる。



フロップでストレートが出来た場合

 これについては、私の別のコラム"I flopped a nut straight"(日本語版には後日掲載予定)を読んで欲しい。そこでは、フロップでストレートが出来た場合には出来るだけアグレッシブに打つことの重要性が詳述されている。



AK持ちで良いフロップに恵まれた場合

この場合、私は上に述べたケースとは異なるアプローチを取る。AK持ちでA-7-6やK-8-10のようなフロップに恵まれたとしよう。多くのプレーヤーがフロップでもアグレッシブに打ち続けるべきであると信じている。だが、私は「誰がこのフロップで有利になっているか」を確認するような打ち方をする。私の方がレートポジションであり、ミドルポジションのプレーヤーが打ってきた場合、フロップではコールに留め、ターンでこのプレーヤーがもう一度ベットしてくるように仕向ける。もし予定通り相手がターンでベットしてくれば、レイズすることによりドローを持っている残りのプレーヤーを降ろすことが出来る。ほとんどのホールデムのゲームはフロップではルーズな傾向にあり、フロップでレイズしても必ずしもフィールドを狭くすることは出来ない。しかしターンでレイズした場合は、ある程度の強さのハンドを持っている人以外をしっかりと降ろすことが出来る。AKは、例えフロップでAやKがヒットしたとしても、多数のプレーヤーがいる状況では、ある意味において非常に逆転されやすいハンドである。従って同じトップペア持ちでも弱いキッカーを持っている相手だけとのヘッズアップに持ち込みたいのである。この場合相手は3アウトしかない。(注:逆転するためのカードの数が、相手のキッカーとなっているカードと同ランクの残り3枚のみであるということ)。一方フロップとターンでそれぞれベットした場合は、ドローイングハンドを持っている相手やミドルペアを持っている相手はフロップとターンの2回ともコールでついてくる可能性が高い。即ちリバーで3アウトしか持っていない相手とヘッズアップで戦う代わりに、敵全員合わせて14アウトがある状況で、3人の敵とリバーを迎えなくてはいけないのである。どっちの状況が好ましいか言うまでもなかろう。

 要するに、私はフロップではAKを必ずしもアグレッシブに打つとは限らない。ときには、ターンまで待ってからアグレッシブに打つことにより、ドローイングハンドを持っている相手を降ろせる可能性をより高くすることを考える。
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