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Everest Poker

ポットリミットからリミットへの転換 1

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2006-05-11
Matthew Rochman
私は、"世界中"を旅行した。ポーカーの地域ごとの特色に注目し、ラスベガスやその他のアメリカ都市を訪れヨーロッパも旅した。そこでは、ほとんどのゲームがリミットであり、ラスベガスでも同様であり、気楽にくつろぐことが出来た。もちろん、探せばいくらかはノーリミットやポットリミットのゲームもあった。しかし、ベガスでは大部分はリミットがプレーされている。

一方、ヨーロッパでは、大部分のカジノで(ポーカークラブでも)ポットリミットがプレーされている事に気づいた。リミットのプレーヤーがポットリミットにうまく適応しない理由が2つある。1つ目は、ポットの大きさについてだ。もしポットリミットにおいて大きいポットを勝ち取とる事は、本当の意味での"大きい"ポットということを意味している。なぜならば相手は、セカンドベストハンドでチップのほとんどをポットにつぎ込んでいることになるからだ。今説明したような状態になるには、まさにおあつらえ向きの(ナッツとセカンドナッツのぶつかり合い、というような)状況を必要とするということだ。それから、多くの場合オールインした状態で、不利だとしても以降のボード次第では逆転する可能性があるということだ。
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2つ目の理由というのは、ポットリミットの"プロテクト"という要素だ。例を挙げてみよう。あなたがAKを持っていて、フロップがAh-9h-5dであった。相手はJh-10hである。フロップでのあなたのベットに、相手はコールしてくるかもしれない。しかし、ターンでフラッシュが完成しなければ、あなたは相手をフォールドさせるのに十分なベットができる。繰り返しになるが、リバーでフラッシュを完成させる前に、相手をフォールドさせているということになる。結果として、プリフロップ、フロップにおいてポットを膨らませ、弱みのある手札でも、相手がコールできないベットをすることで"プロテクト"したことになる。もちろんフロップの時点から考えて、あなたの勝率の方が高い。すなわちポットリミットにおいては、相手にとってオッズに合わないベットをして次のカードを見させないようにできるから、70-80%の勝ち目があるといえるだろう。しかし、もしあなたが相手にリバーまでフラッシュを引きにいかせるようなことになると、勝ち目は60%ほどしかないだろう。

数週間ポットリミットのゲームを見た上で、ポットリミットからリミットに変更したプレーヤーに、ぜひアドバイスさせていただきたいことがある。ポットリミットをプレーする人々の多くは、リミットゲームをより劣ったものと見ている傾向にある。しかしこれは断じて違う。リミットというのは、より危険を回避するものであると言ってよい。一年間を通して、良いポットリミットプレーヤーよりも、利益を上げるリミットプレーヤーはたくさんいるのである。もちろん同じステークスで。この秘訣はゲームプランの捕らえ方を調整していることにある。これから挙げるアドバイスは、今日や明日、来月においてはあまり関係のないことかもしれない。しかし、いずれあなたが、リミットがメインである国々、例えばアメリカやオーストラリアを訪れプレーする時、ベットの組み立てをうまく操れるようになる必要がある。だから、もしこのアドバイスが、すぐに助けにならなかったとしても、よく読んでいただきたい。

1:プリフロップでは、ドローハンドでレイズをコールできる

ある状況をもとに説明しよう。あなたはリミットゲームをプレーしている。プリフロップで他のプレーヤーからレイズがあった。3人がコールした。あなたの手札は7s-8sだ。ポットリミットでは、おそらくこの手札でコールするにはレイズは高すぎるだろう。仮にフロップがAs-9d-6hだとして、オープンエンドストレートドロー、バックドアフラッシュドローという状況になったとしても、引きにいくためには、かなりのベットにコールしなければならない(リバーまで同様だ)。だから、ポットリミットでは、 7s-8sのような手札で、レイズに対してコールすることに激しい議論があるのだ。しかし、リミットにおいては、ポットリミットのような状況はない。リミットの場合、フロップが上に挙げた状況となれば、フロップ、ターンにおいてコールすることが、全くもって正しいのだ。フロップにおいてベットにコールするために必要な額は、ポットに対してとても低い。だから、ターンでハンドが完成しなくてもたいした痛手にはならない。さらに言えば、ポットオッズは、ターンでストレートが完成するオッズよりもずっといい条件と言えるのだ。従って、フロップでコールすることは(おそらくターンでも同様である)、長期的には有益だといえる。

2:リミットにおいて、ロックプレーヤーはわかりやすい

ポットリミットにおいては、強い手札が来るのをずっと待つことは問題がない。このことの欠点といえば、もちろん大きなポットを取ることがめったにないことだ。なぜかというと、ロックプレーヤーがベットする時、相手はロックプレーヤーのタイトなイメージから、ほぼナッツを持っていることがわかっている。だから相手は、そこそこの強い手札でもフォールドしてしまうのだ。悪い知らせとしては、この部分に関してはリミットでも同様ということである。確かに、強い手札をずっと待って非常に固くプレーするポットリミットプレーヤーは、リミットゲームではロックであることを比較的気づかれないのかもしれない。簡単には言えることではないが。しかし、リミットのテーブルで1時間くらいプレーすると、ほとんどのプレーヤーはあなたがタイトなのかルーズなのかを判断できる。それがリミットでの、あなたへの最初の評価なのだ。だから、あなたは時にはK-10オフスーツや9-7スーテッドといったような手札でゲームに参加する必要がある。このように考えよう:上に挙げたような手札で、時々フロップを見るくらいであれば痛手にはならない。たとえトップペア以上なくとも、その手札で勝つことだってあると。

3:ブラフする時は、タイミングがすべてである

リミットでいつも負けているプレーヤーはしばしば"このテーブルじゃブラフできないよ"と愚痴をこぼす。他のプレーヤーと暫くプレーしている場合であれば、私は、何回かはブラフで相手をフォールドさせ、ポットを取っている。ブラフに失敗するプレーヤーは、以下に挙げる4つの理由のうち、どれかに当てはまっているといえる。

1)ブラフを多用し過ぎる。もしあなたがリミットで、よくブラフする場合、相手はより多くの機会で、あなたのプレーを見ていることになる。例えばサードペアのような弱い手でブラフしている機会など。この場合、ブラフが失敗する理由は、次のようなことが言える。a)ブラフを多用するプレーヤーに対しては、どんなペアでも勝てるチャンスがあること。b)もし負けていたとしても、全体のチップ量を考えれば、たいした痛手にはならないからブラフにコールできること。

2) ブラフするタイミングが"一連の流れに合っていない"。私はかつてこんな状況を見た。プレーヤー"X" (以下、X)がプリフロップでレイズしてプレーヤー"Y"(以下、Y) がコールした。フロップはAh-Ks-9hだった。Yがチェック。XがベットしてYがコールした。ターンは4c。Yがチェック。XがベットしてYがコール。リバーで7s。ここでYがベットしてきた。ベットの一連の流れから、XはAK,AQ,AJ,AA,KKであるようだ。リバーの7sがストレートやフラッシュを完成させていないことは明らかだ。もしYが初手で7ペアでないとしたら、リバーの7sがYを助けたとは到底思えない。だからリバーでのYのベットは、"一連の流れに合っていない"と先ほど述べたものなのだ。XはAQであったから、悩まずコールしてポットを取った。Yは8h-7hを見せた。フラッシュドローだったのだ。明らかにYはショーダウン時、勝っているとは思わなかったろう。Yの勝つチャンスといえば、リバーでベットすることで、Xがフォールドしてくれる場合だけだ。筋が通っていると考えだと思うが、もし「リバーがたいして重要でないであろうカード」の時、急にあなたがベットしたら、相手はどんな手札でコールするかを考えてみてほしい。特に相手がXのようにフロップ、ターンでベットし続けていた場合において。

3) 十分なベットすることができない。"リミットではブラフできない"と愚痴をこぼす根本的な理由は、相手をフォールドさせるだけの十分なベットができないことにある。例えば、あなたがプリフロップがK-J でコールしたとしよう。フロップがQ-J-9であった場合、状況は悪くはないといえる。しかし、ビッグブラインドであるプレーヤーが、Q-5のスーテッドの場合、このプレーヤーがリバーまでベット、もしくはコールしてくる可能性はかなり高い。もしリバーが8だとして、ビッグブラインドのプレーヤーがチェックすれば、あなたはブラフしたくなるかもしれない。残念ながら、そのブラフは必ずと言っていいほど成功しないだろう。なぜなら、相手をフォールドさせるのに十分なベットができないからだ。

もし状況が上記と全く同じで、ポットリミットのゲームであっても、リバーでポットリミットのレイズをすることができるといえる。Q-5の相手が、例えあなたがブラフしていると感じたとしても、スタックの大部分を危険にさらすようなことはしないであろう。ポットリミットでは、相手の読みが正しかったとしても、相手が簡単にはコールできないようなプレーをすることができるのだ。しかし、リミットにおいてはベット額が決まっている。リバーでのコールはポットに比べれば微々たるものであるから、相手はコールすることをためらわないのだ。

4) ブラフのタイミングが悪い。ここまでの3つのポイントのなかで述べてきたことをまとめたようなものですが、私は多くの機会を踏まえた上で、この4点目をぜひ追加させていただきたいと思います。ベット額が限られていては、ブラフは難しい...このことは単純明快である。例えばあなたがK-Qスーテッドでプリフロップでレイズしたとしよう。フロップはA-5-5であった。フロップでブラフしたい状況かもしれない。しかし、幾人かのプレーヤーにコールされればターン、リバーではそれ以上ブラフするの事はやめたほうがいい。誰かが、すでにあなたより強い手札を持っているでしょう。この状況では、もしターンでチェックして相手がベットして来なかったとして、あなたがリバーでベットしたとしても、相手はコールしてくるでしょう。



パート2に続く。
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