ポーカーマラソン:WSOPファイナルテーブル

ポーカーマラソン:WSOPファイナルテーブル 0001

43日前にラスベガスに到着してからというものずっと待ちわびていた日がついにやってきた。そのポーカールームの興奮はすごかった。ファイナルテーブルまで勝ち上がったプレイヤーと通りすがったら、彼らは勝ったときの賞金がどんなものなのか知っていることを感じとれるだろう。9人のファイナリストたちは7、5億円の賞金のことだけではなく、次なるGreg Raymerになることをかんがえていたのである。

Letterman, Lenoはそれらのプレイヤーの1人となった。彼は12ヶ月間世界のポーカーツアーの次期大使となった。

ファイナルテーブルはBenny's Bullpenの真ん中にセットされた。長年にわたって、Benny's BullpenはWSOPイベントのホームとなってきた。すばらしいキャッシュアクション、フロップベットなど、様々な名シーンがここでおこったことは言うまでもない。しかし、想像が出来ない突拍子もない出来事が起こった。HarrahsがBinionsを買収し、資産はMTRゲーミングへ転売された。Harrahsは15分間のみ、その土地の権利を所有していた。彼らは、WSOPトーナメントのブランドしか興味がなかった。Bullpenはショールームとして使用されていて、現在の住民はコメディアン(ドリンク二つ付きのショー)である。

しかし、これはビジネスである。ファイナルテーブルにアルコール類は一切なかった。ファイナルテーブルまで勝ち残ってきたのは以下の人達である。

Aaron Kanter - 10,700,000 チップ

John Tex' Barch - 9,330,000

Andrew Black - 8,140,000

Mike Matusow - 7,410,000

Steve Dannenmann - 5,460,000

Joesph Hachem - 5,420,000

Daniel Bergsdorf - 5,270,000

Scott Lazar - 3,370,000

Brad Kondracki - 1,180,000

どんなスポーツにも、趣味にも、ガレッジセールにも、これだけ高額の賞金があるイベントは無かっただろう。9人のファイナリストは以下の賞金をめぐって戦うことになっていた。

1st Place - $7,500,000

2nd - $4,250,000

3rd - $2,500,000

4th - $2,000,000

5th - 1,750,000

6th - 1,500,000

7th - 1,300,000

8th - 1,150,000

9th - 1,000,000

一番最初のゲームで一番最初にアクションする人がいきなりのオールインだった。

スタックがすくないBrad Kondrackiが一番最初にプレイしたのだ。Kondrackiはだれからもコールされなかった。

次のゲームでは、二人のプレイヤーがフロップの前にオールインしたのでプレイがとても遅くなった。Mike Matusowがキングペアでオールインし、Scott Lazarがエースペアでコールした。フロップでキングが落ちるとLazarが椅子からずりおちそうになる一方でMatsusowは'Oh what a feeling, Toyota!'と絶好調な気分にたっした。しかし、Lazarはハートのエースペアをもっていて、ターン二枚とリバーでハートが出たので、蓋をあけるとなんとフラッシュになっていたのだ。Matsusowはその夜二つ目のゲームで持ちチップの半分を失ってしまったのだ。彼の復活は伝説的なので、もう一度立て直して輝くことを人々はみな期待した。

Mikeはこの二回の苦境でも非常によく対応しているように見えた。そして、もしかしたら何人かの敵を倒せるのではないかとも思えた。この考えはその後5ゲームくらいつづいたのだが、Mikeがその時点でもっていた400万のなかから200万打ってAndyをリレイズすると、AndyはMikeがもっている以上の金額を打ってきた。Mikeは考えた結果、フォールドした。

200万程度のチップとともに、Mikeは最後のゲームに参加した。フロップは5、3、2で、Mikeはオーバーベットした。するとSteve dannenmannだけがついてきた。Mikeは少し考えたあとで、10のペアというオーバーペアでコールした。DannenmannはAJを持っていた。ターンは4、Mike Matusowはリバーで何が出ても勝利は無かった。リバーは9だった。2005年度WSOPメインイベントのファイナリストで唯一よく知られているプレイヤーだったMikeは9位で姿を消すこととなった。 Mike Matusow - 9th place - 1,000,000.

次に敗退したのはBrad Kondrackiだった。彼は160ドルの参加料でこのトーナメントに参加し、スタックがかけはなれて少なかったにも関わらず一人を下すことができた。ブラインドが二倍になったあと、ブラッドはAQでもういちどベットした。

Andy Blackは少し考えたあとに、8のペアでコールすることに決めた。ボードカードは全くBradを助けず、彼は最初の参加費のほぼ7200倍の賞金を手にして8位におわった。

Brad Kondracki- 8th place - $1,150,000.

ここでプレイヤーたちはディナーブレイクをとった。チップカウントから、一人の真のプロがゲームを制御しはじめたことがわかった。

以下がこの時点でのチップカウントである。

Andy Black - 18,230,000 in chips

Aaron Kanter - 10,680,000

Tex Barch - $10,480,000

Steve Dannenmann - 7,130,000

Scott Lazar - 5,370,000

Daniel Bergsdorf - 2,940,000

Joe Hachem - 2,450,000

ディナーブレイク後最初のハンドで、新たに一人が姿を消すことになった。

Tex Bargeがポッケト10で参加し、Daniel Bergsdorf'sがポケットジャックで参加した。 残酷にも10がフロップでおちると、Danielはその夜のバッドビート候補になってしまった(Matusowもランナーランナーフラッシュでまけたのだからバッドビートといえるだろうが)。

ターンもリバーも助けになることはなく、Danielはアウトになった。

Daniel Bergsdorf - 7th place - 1,300,000.

この奇妙なリズムは何だ? Lazarだ. Bergsdorfが敗退してからわずか4ゲーム後に、 Scott Lazar はK9の二枚のスペードでJoe Hachemのオールインにコールした。これが結果としてJoeのチップを倍にするのである。JoeはスペードのAQをもっており、エースと二枚のスペードカードがフロップで落ちた。このフロップがレザーの運命を決めた。そのすぐ次のゲームで、Scott はQ10で400万チップを賭けた。ビッグブラインドのAndyはブラックジャック(エースとジャック)のハンドを持っていた。ジャックのエース、ジャックがヒットして終了した。

Scott Lazar - 6th place - $1,500,000.

ここまででプレイヤーは五人になった。ブラインドは$1750000にまであがり、ディナー前にはドラムのようにタイトだったプレイがディナー後には速くなった。この時点でのチップカウントは以下のとおりである。

Andy Black - 21,750,000 in chips

Tex Barch - $12,560,000

Aaron Kanter - 10,300,000

Steve Dannenmann - 6,550,000

Joe Hachem - 2,100,000

一時間程度がたち、食後の眠気が落ち着き始めると、かれらはスローにプレイしはじめた・・・次に説明するゲームがやってくるまで。このゲームでは、Andy Blackが550000ドルをベットし、Aaron Kanterがスモールブラインドポジションからリレイズした。フロップはK53。Aaronは1億かけ、Andyが三億までレイズ、Aaronはすぐにコール。ターンではいいカードが全く出なかった。両プレイヤーともターンをチェックし、リバーで3が落ちるとAaronがベット。Andyがコール。Aaronはポケットキングペアを持っていた!キングが入っているフルハウスである。Andyのカードはがらくたにすぎなかった。結局Aaron Kaplanが1500万ものチップを手に入れた。

Steve DannenmannがA6のハンド、569のボードカードでゲームに参加。長い時間考えた後にAndy Blackが10−9のポケットカードでコール。この時点ではSteveよりAndyの手のほうがよい。しかし、リバーでエースがおちると一気に逆転し、Steveが最高チップ所持者になった。

次のハンドではAndyがA-8でゲームに参加。Aaronが4のペアでコールしてくる。ボードカードでエースと8が一枚ずつでてAndyを助けた。

- そのいくつかあとのゲームでは、 Tex BarchとAaron Kanterが2230万ドルのポットを巡ってプレイした。ボードカードはK、10、7。二枚がスペード。レイズとリレイズが4回もくりかえされる。最後、Texが長い時間考えた末にコールする。AaronはK−5、TexはK−7。このゲームでAaronのチップは3500万にまで減ってしまった。

このめまぐるしいチップの移動のあと、3時間半も5人のアドベンチャーはつづいた。5人のうち4人はそれぞれ好機をみつけてチップをふやした。そしてついに、また一人プレイヤーがへり、4人になることになった。Andy Black とSteve Dannenmannが戦い、SteveはAndyの全スタック(約850万)を奪うことになるのだ。Andy は10のペア、SteveはAKをもっていた。フロップはなんてことのない853だったが、ターンはK!20歳の強いアイルランド人プレイヤー、Andyは敗退することとなった。

Andy Black - 5th place - $1,750,000.

次のプレイヤーが減るまでにまた3時間近くかかった。姿を消すのに3時間もかかったのはAaron Kanterである。Aaronは一時間前にダブルアップに成功してチップは持っていた。Aaronが消える時は迅速にやってきた。Tex Barge'sのポケットジャックで彼の運はつきました。AaronはA9でゲームに参加しビッグポットを作ったが彼には勝てなかった。

Tex Barge'sはKanterを倒すことによってビッグポットと最低獲得賞金額が50万ドル上積みされた。

Aaron Kanter - 4th place - $2,000,000

三人になったときのチップカウントは以下のとおり。

Joe - $23.2 million

Tex - $16.66 million

Steve - $16.42 million

さらに数時間が経過してから、私はルームから出てカジノの中を散歩した。そのとき日の出を見た。この何時間の間にTexはチップが減り、ついにはテーブルをさらなくてはならなくなった。最後の500万チップをベットした。JoeとSteveがコールしてきた。ボードカードはQ、10、8、5、4。全員チェックしたのでショーダウンがきた。Joe はジャックペア、Steveは7ペア、Texはそれらのカードを見るとマックした。

250万ドルの金持ちになって朝日の中に消えていった。

John 'Tex' Barch - 3rd place - $2,500,000.

ついにヘッズアップまできた。Joeは最初からサバイバルモードでプレイして、二人のうちトップのチップ数でここまでやってきた。おもしろいことに、この二人は8時間前、5人でプレイを始めるときにはスタックが一番少ない二人だったのである。

Joe Hachem - 39,990,000 in chips

Steve Dannenmann - 16,380,000

ヘッズアップでほんの数ゲームやったあと、午前6:45に終わりはやってきた。フロップが4、5、6。Joe Hachemが750,000を打ち、Steveが3億レイズした。Joeがオールイン。Steveがコール。

Joesph は 3 7でストレート、Steve Dannenmann はA 3でストレートドロー。 Steve はJosepheに並ぶことしかできない状況だったがターン、リバーで何も落ちず、ここで新しいワールドチャンピオンが誕生した。Joeseph Hachemという名は、これから先たくさん聞くことになるだろう。

チャンピオン Joesph Hachem - $7,500,000

2位 - Steve Dannenmann - $4,250,000

とてもおもしろいことに、この二人は両方とも参加料10000ドルのイベントにきっかり10000ドル払って参加した人たちだった。こういう参加者は全体の10%にも満たない。まさに小説のような話であった。

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