携帯ポーカー対決:フィル・ヘルムス対WPT

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昔は、ポーカーをしようとおもったらアメリカや他の各都市の数が限られたポーカールームに行くしかなかった。もちろん、月に一度ホームゲームを開催することもできたが、実際のポーカールームでライトとサウンドの真ん中に座るのとはわけがちがった。そのうちオンラインポーカーが登場し、ポーカーをやったことのなかった貪欲な人々たちにスポーツとしてのポーカーを広めた。そして今、テクノロジーはこんなことまで可能にした!携帯電話が次なる大きなポーカー競技場になっているのだ!

二ヶ月前に「世界王者フィル・ヘルムス伝説」のインタビューをしたとき、ヘルムスはこう言っていた。「将来的には、携帯電話で、どこにいても好きなだけポーカーができるようになるだろう。」。我々はもちろん、彼のつくった携帯電話ポーカーゲーム、「フィル・ヘルムスのテキサス・ホールデム」について話していたのだ。それ以降、他の携帯電話ポーカーゲームが進出してきた。これらの中で最も有名なのはワールドポーカーツアーが主催するものだ。この二つの大物携帯ポーカーゲーム、それぞれどんな特徴があるのかみていこう。

両方とも$5.99という比較的安い値段で楽しめる。料金は携帯使用料金に加算される。そして双方とも、Cingular, Nextelなどを含むあらゆる主要携帯会社の携帯でプレイ可能だ。しかし、実際やってみると、いくつかの大きな違いが浮かび上がってくる。

WPTテキサス・ホールデムはビデオゲーム製作(普通のものと携帯用と両方)で知られるMformaという会社から出されている。ポーカーゲームを携帯に持ってくるにあたって、MformaはWPTの視覚的魅惑を取り入れた。WPTの実際のテーブルにすわってプレイしているかのような感覚が得られる。しかしながら、彼らのゲームがフィル・ヘルムスのゲームに比べて勝っているのはこの点だけだ。

WPTの携帯ポーカーは、視覚効果はすばらしいのだが、テーブルが全範囲みえない。自分側に座っている3プレイヤーのアクションがおわると(そのときは自分と他の2プレイヤーが見える)、今度は相手側の3人のプレイの様子が見える。そこまで重要なことではないと思うものの、敵の数や自分とボタンの位置関係を常に明確にしておくのは大事である。また、見えない側のプレイヤーがテーブルを去ってしまってもわからない。少人数(六人)のゲームでは、そんな情報も十分考慮されるべきなのである。

もう一つ、WPT携帯ゲームのよくないところは、多様性に欠ける点だ。リングゲームとトーナメントゲームのオプションがあるものの、それらは両方ともリミットホールデムだ。そして、トーナメントの場合、ブラインドが毎ゲームごとに上がっていくのだ!最初500チップしかもっていないので、ほとんど何もできないまま早々にゲームがおわってしまう。時間をとって姿勢を固めるよりもむしろ、カードと運にたよってベストとはいえないハンドでオールインすることになりがちである。

WPTテキサスホールデムでプレイしている人たちは、暇つぶしの人が多いようである。真剣にプレイしている人はすくない。通常のゲームだったら即座にがらくたとみなされるようなハンドでもフォールドしないでプレイし続ける人をよく見かける。ここでは 6プレイヤー全員が残ってフロップを見に行くこともめずらしいことではない。

それに比べて、フィル・ヘルムスのテキサス・ホールデムは真剣なプレイヤーや、長い時間ゲームにとりくみたい人向けのような気がする。Summus社から出されているのだが、このゲームはとても楽しみやすい。WPTとの違いの一つは、オンライン(ライブ)モードとオフライン(練習)モードが選べることだ。オフラインモードでは、7人のコンピュータープレイヤーと対戦できる(全てのテーブルは八人で構成される)。しかも、彼らにはプロの名前がつけられていて、なかなかリアルである。真剣なオンラインゲームをする時間がないときには、これがあると便利だ。

オンラインになると、“フィル・ヘルムスのテキサス・ホールデム”のバリエーションの豊富差がよくわかる。リミット、ポットリミット、ノーリミットと三種類のベット形式から選べるし、ターボオプションも三種類用意している。リングゲームやトーナメントゲームのオプションもある。テーブルの壮観はWPTテキサスホールデムほど豊かではないが、テーブルの全ての席が見えて、ボタンがどこにあるか、誰かがゲームを去っていないかなどもすぐにわかる。

また、「フィル・ヘルムスのテキサス・ホールデム」のプレイヤーはWPTに比べて真剣である。フロップ前にフォールドする人もいるし、リーバーやショーダウンの際カードを見せずにダウンする人もいる。プレイヤーたちは実際にお互い競い合っているようであるし、ポーカーについてある程度知っているようである。これは、自分の成績を“自慢する権利”があるからかもしれない。ウェブサイト(hellmuthholdem.com)にはその日、その週、その月のリーダーがリストされているコーナーがあるのだ!時にはヘルムス自身が現れて自分用の特別テーブルでプレイすることもある。そうなると大勢のプレイヤーがそこにおしかけるのである!

 

この携帯ポーカーは、アメリカのさまざまな(そして複雑な)法律のために、残念ながら料金は定額制で、儲けることはできない。しかしながら、フィル・ヘルムスのテキサスホールデムはおもしろいコンテストを提供してくれるのである。

どっちの方がよいかは、あなたが何を求めるかによる。妻やガールフレンドがショッピングを終えるのを座ってまっているとき(またはボーイフレンドがフットボールの試合を見ているとき)にやるのだったら、どちらもよい「暇つぶし」になる。これから先、どんなオンラインポーカールームやその他企業がWPTやフィルヘルムスの携帯ポーカー産業に参入してくるのだろうか。見所である。

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