WSOPへのカウントダウン8:2005 Harrah'sによる開催

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疑問の余地なく、WSOPはポーカー史上最高のトーナメントであり、競技の中でも偉大なものである。2005 WSOPでは新しい会場(リオ)で、そして新しい出資者(Harrah's)によって開催された。43のイベントにおいて30,000人ものプレーヤーが参加した。そのうちで5,619人がチャンピオンシップに参加した。7月、オーストラリアのJoseph Hachemが$7.500000を勝ち取り、他のスポーツすべての中で、どのチームより、そしてどの個人よりも大きな賞金を手に入れたのである。

しかし、それが2005 WSOPの6週間においてリオでの唯一のハイライトであったわけではない。2004年度におけるポーカーの絶大な人気の中で、"新規プレーヤー"が活躍であったが、2005年ではプロプレーヤーの復活があった。この点で$1,500のノーリミットホールデムほど、影響の大きかったイベントはないだろう。2300人のプレーヤーが参加し、どのプロプレーヤーにとってもファイナルテーブルにたどり着くのは非常に困難であると思われた。実際には、有名な5人のプロプレーヤー、優勝したAllen Cunningham, Scott Fischman, David "The DevilFish" Ulliot, Can Kim Hua,An "The Boss" Tran,そして急成長中のプロプレーヤーLiz Lieuがファイナルテーブルに進出した。このことは、プロプレーヤーのカムバックを示すものとなった。

これが前年度ほとんどのイベントで起こった現象である。新規プレーヤーが巨大なトーナメントで有利になるという一方で、いずれのファイナルテーブルにおいてもポーカーで生計を立てているようなプレーヤーの進出が目立った。前年のいずれのイベントの勝者を見てみても、WSOPのような巨大なトーナメントにおいてプロプレーヤーが新しい技術を身につけたということは明らかであろう。Cunningham (2005年ブレイクの年となった), Patrick Poels, Josh Arieh, T. J. Cloutier, Barry Greenstein, Todd Brunson, Jan Sorensen, Farzad Bonyadi, Phil Ivey, David Chiu ,David Grey達が2005年度大きな勝利を勝ち取り、Chris "Jesus" Ferguson, Phil Hellmuth, "The DevilFish", Cyndy Violette,その他の有名なプレーヤーがファイナルテーブルにおいてよく見られた。

もっとも大きな勝利においては2つの伝説があり、世界のポーカーシーンに現れた男によってもたらされた。多くの人々が、昨年のような巨大なトーナメントで複数の勝利を勝ち取ることはできないと考える中、プロプレーヤーのMark Seifは2005 WSOPで2つのブレスレットを獲得した。ひとつが$1,500ノーリミットホールデム、そして1週間後、Minh Nguyen を下した別の$1,500ノーリミットホールデムだ。Seifはこれらのイベントの前、ポーカー界で最も危険なプレーヤーの一人であると知られていた。そして実際、2005 WSOPにおいて2つの勝利を収めることで、その評価を確かなものとしたのである。

もちろん、それ以上の伝説を作り上げたのがDoyle BrunsonとJohnny Chanである。彼らは2005 WSOPが始まる前、9つのブレスレットを獲得したPhil Hellmuthとタイであった。しかし彼らは同時にブレスレットを獲得してまさに首位にへと躍り出たのだ。初め、Chanが$2,500ポットリミットホールデムでPhil "The Unabomber" Laakを10ハンドで下しブレスレットを獲得した。その5日後、Brunsonが$5,000ショートハンド(6人プレーヤー)ノーリミットホールデムにおいて Minh Ly,Scotty Nguyenを破って優勝した。Hellmuthはいくつかのイベントで入賞したものの、ブレスレット獲得はできず、2006 WSOPでの獲得を願ったのだ。

そして、2005年度のチャンピオンシップはまさに世界的な歴史となった。参加者数ということだけでなく、ディフェンディングチャンピオンであるGreg Raymerがドラマを作った。1988年にChanが成し遂げた功績以来、続けて優勝を勝ち取るということは起こっていない。Amazon Ballroomにおける5,619人ものプレーヤーが集まった巨大なトーナメントでは、その年もそしてそれ以降も起こらないと多くの人は思っていた。Raymerは第6日、25位で敗れるまで、大量のチップを持ってトーナメントをリードしていた。この成績は、80年代、Chanの3年連続ファイナルテーブル進出、そしてDan Harrington'sの2003-4年度のファイナルテーブル進出と同様に見事なものである。

2005年は、ニューフェイスの登場もあった(Michael Graczの優勝、史上最年少でブレスレットを獲得したEric Froehlich、そしてレディーストーナメントで優勝し文字通り"スター"となったJennifer Tilly)。そして、WSOPでのプロプレーヤーの復活である。今年度、どんな驚くような顔ぶれが現れるのであろうか?そのテーマについてが、WSOPへのカウントダウンの最後の記事としよう。

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