ハンドの流れを乱すこと

ハンドの流れを乱すこと 0001

ハンドの流れを乱すということは、相手が予想していることと反対のことをするということである。これは普通、相手がハンドの強さを読むということの反応を引き金とする。混乱を生じさせることは、多くの異事柄によってなされるが、結局は相手を混乱させるということだ。だから、もし相手を混乱させることが特定の状況で可能であるならば、ぜひ実行してほしい。

通常の流れの場合

特有のハンドの場合のことは置いておいて、普通のハンドの通常の流れについて考えてもらいたい。例えば、プレーヤーA、B、Cがそれぞれ隣同士で座っているとしよう。フロップで、Aがチェック、Bがチェック、Cがベットという状況とする。A、Bがともにコール。ターンで、A、Bがチェック。Cがベット。こういう状況ではAかBのいずれかもしくは両者がコールするであろう。リバーで、A、Bがチェック。ここでCはチェックするか最後にベットするか、ということになるわけである。

流れを乱した場合

流れを乱すことは、上の例に述べたような流れを変えることに効果的である。あなたがプレーヤーAとしよう。フロップで、Cがベットした後チェックレイズしたとする。これで予期される流れを乱し、このプレーがBとCに影響を及ぼすわけだ。警告としては:頻繁に使うべきではないというということである。多用しすぎると、効果が薄れてしまう。相手を混乱させることができる、という機会にだけ用いることだ。

例1

これは以前の、実際の私のプレーで非常に効果があったものである。プリフロップで、ルーズプレーヤーがコールし、3番手のプレーヤーがレイズした。この3番手のプレーヤーはタイトプレーヤーであり、プリフロップでレイズした時、いつもグッドハンドであった。さらに、非常に'典型的'なプレーをするスタイルでもあった。私はビッグブラインドで、8-7オフスーツでコールした。そしてルーズプレーヤーもコール。フロップでQ-5-6。私はチェック、ルーズプレーヤーもチェック、3番手のプレーヤーがベット(予期した通り)。私はコール、ルーズプレーヤーもコール(これも通常の流れで予期した通り)。ターンで8。私はここですぐにベットした(これは予期しなかったことである)。

私はこのアクションで完全にハンドの流れを乱したのである。ルーズプレーヤーは一瞬固まってフォールドした。3番手のプレーヤーはカードを見て、幾分早めにコールした(おろらくリバーでもコールするつもりであろう)。リバーは2。私はチェック。相手はかなり混乱しているようで、チェックした。私はワンペアの8を見せて、相手はA-Qでポットを取った。

ポットを失いはしたが、流れを乱すことで負けの額を減らすことができた。もしターン、リバーでベットされていたらコールしていたことであろう。このことは負けの手札で2度のコールをしていたということになる。ターンでの予想外のベットをすることによって、リバーでのベットを防いだことになる。しかし、もし私のアウツのいずれかがリバーでヒットすれば、私がベットし、相手はコールしたことであろう。つまりターンで流れを乱すことで、勝つ可能性のある手札をフリーでショーダウンすることができ、さらにリバーでアウツを引いた時に、ベットする可能性を作り出せたわけである。結果的には、リバーで余分なチップを出す必要がなくなったということが言えそうである。

相手の視点に立つ

初めに、ルーズプレーヤーの視点でハンドを見てみよう

ルーズプレーヤーは私がターンでベットした時、本当に難しい状況に立たされたわけである。彼は、3番手のプレーヤーか私が、Qペア以上の手札を持っていると思ったはずだ。もしそれよりも弱い手札か、ドローハンドでコールすると、3番手のプレーヤーがレイズするかもしれない。だとすると、強い手札でなければフォールドしなければならないことになる。

私はこの状況の時、彼がフォールドしてくれたのは幸いであった。もしこのルーズプレーヤーがJ-6などでコールしていたとすると、フォールドしてほしい状況であった。もし3番手のプレーヤーがAKと予想したとすると、リバーでJか6の場合負けたくはない。彼をフォールドさせたことで、私の手札にとっては、より確率的に安全になったわけである(もしターンでベストハンドであったとしたら)。

もし、私のハンドが3番手のプレーヤーよりも弱い手札であったとしたら(今回の例の場合)、私のアウツは4, 7, 8 ,9である。もしルーズプレーヤーが4, 7, 8 ,9を持っていた場合、アウツを減らしていることになる。例えば、彼がa 9でリバーで7だった場合、私がツーペアとなる一方、相手はストレートとなる。だから私はA-Qには勝てるけれども、ルーズプレーヤーには負けることになってしまう。もし私がターンの時点で弱いならば、アウツがあることは好ましいが、ルーズプレーヤーにはフォールドしてもらい、アウツを最大限に活かしたい。この目的をターンで流れを乱すことによって達成したのである。

それでは3番手のプレーヤーからの視点でハンドを見てみよう

彼はA-Qでプリフロップでレイズした。二人のコールに対して、ポジションが有利であり、よい状況である。フロップでQ-5-6。パーフェクトだ。二人のチェックの後、安心してベットし、二人がコールした。彼はすでにターン、リバーでどうするかという計画を練っていたはずだ。ターンでベットし、リバーでも同様にベットしてポットを勝ち取るはずであった。そうではなくなったのだが。彼は自己満足して油断してしまった。

ターンで8が落ちて、彼の視点からは特に問題がないように思われる。しかし、突然私がベットしたのだ。この3番手のプレーヤーは簡単に私の手札を予想することができなくなってしまった。彼がAQであったために、問題なく勝つはずであった手札に混乱が生じた。セットを引いたのか?ストレートか?ツーペアなのか?ポケットキングをスロープレーしているのか?私はハンドの流れを変えて、相手はわけがわからなくなってしまった。彼が思うことは、負けているのかもしれないということである。だから彼はコールし、リバーでも私のベットにコールするつもりであったのであろう。リバーで重要でないカードが落ち、私はチェックした。これは私にとってチェックレイズする機会であるとも考えられる。だから彼もチェックしたのである。

例2

この戦術は、アーリーポジションでフリーカードがほしい場合にも適したものである。ブラフをする前の準備ともなるものである。例えば、私がスモールブラインドでQd-Jdの時、ミドルポジションのプレーヤーがレイズし二人のレイトポジションのプレーヤーがコール、私もコールという状況としよう。フロップで、Kd-9s-3d。ガットショットドロー、フラッシュドローという場面である。もしくはジャックかクイーンが落ちても勝てる状況かもしれない。

このミドルポジションのプリフロップレイザーに対してチェックした場合、相手はベットしてくるであろう。そして幾人かのコールの後、私はチェックレイズすることも考える。これで相手に疑問を持たせ、私が何の手札を持っているか推測することができなくなる。もちろんいい手札のはずだ、ということくらいしか推測できない。相手はドローハンドとは予想しないであろう。アーリーポジションからのチェックレイズはドローハンドとは考えにくいからだ。

もしフラッシュかストレートを完成させるカードがターンで落ちれば、相手は、私がストレートかフラッシュということに注意を払わないはずだ。通常の流れを変えることは相手を混乱させることが出来る。もしストレートかフラッシュになったら、私の手札はフロップでのチェックレイズというプレーによって完全に隠れることになる。これはとても有益であり、かなり大きなポットを取ることができるだろう。

さらに、ターンが私のハンドを助けなかったとしても、チェックすれば、フロップでチェックレイズをしているために、相手はベットすることをためらうであろう。ほとんどの場合、4、5人のアクティブプレーヤーがいたとしてもターンではチェックで回ることが多い。相手は混乱し、チェックレイズをターンでもされたくはないのである。

或いは、ブラフする絶好の機会かもしれない。もしキングが落ちて私がベットしたら、相手は私が少なくともセットを持っていると推測するであろう、そしてそれに勝てる手札でなければフォールドするはずである。アーリーポジションからのチェックレイズによって、ほとんどのプレーヤーはブラフとは考えられなくなっているのである。

最後に、このプレーは多用するものではないということを言っておきたい。これは巧妙なプレーであり、相手がこのプレーの意味を知ったら、もう成功することはなくなるからだ。

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