ポーカービジネス:WSOPのJeffrey Pollack氏のインタビュー(パート2)

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インタビューのパート1では、WSOPのJeffrey Pollack氏のバックグラウンドについて、少し伺いました。今日は、未来について、このWSOP全体がどこに向かっていけるのかについて、話し合いたいと思います。

John:それでは、WSOPのブランド造りについて話しましょう。もしあなたがコミッショナーとして、ブランド化という観点からゴールを一つ述べなければならないならとすれば、それは何でしょうか?

Jeffrey:私は、WSOPがウィンブルドンと同等に扱われることを望みます。どういう事かというと、ウィンブルドンと言えば、人々は世界的規模でテニスの究極的な表現としてとらえている、ということです。そしてそれは単にトーナメントです。WSOPも単にトーナメントですが、ポーカーにおける優秀さの究極的な表現です。私は、その認識を徹底周知させたいと思います。また、我々はすでにナンバー1の位置にいますが、つまりそれは最初から行けるとすれば唯一下降方向しかない、ということです。ですから、我々が今いる場所に留まるためには、その基盤と認知を固める必要があるのです。

その他に、私は我々が世界最高のポーカーブランドであり、スポーツと娯楽の世界でも最高のポーカーブランドであることを望みます。まだ若干しなければならない作業はありますが、それでも、我々には大きな助走スタートがあると思います。

John:それはとても良い比較ですね。ポーカーがテニスになるというのは、常に私のゴールでした。私は、ポーカーがNBAに、あるいはWSOPがスーパーボウルやマスターズになることが可能だとは思いません。テニスは素晴らしい主流のニッチに落ち着き、そして、企業的見地から言えば、その周りに経済基盤全体がありますね。

Jeffrey:そう、そして私がまとめたチームを見てください。7年間NFLのマーケティングでトップだったTy Stewartがチームに入っています。IMGは、オールイングランドクラブやウィンブルドンと何十年もともに働きました。彼らはウィンブルドンを創り、今日の姿にする手助けをしました。気が違っているにしては私の行動は常に筋が通っているのですよ。

私がIMGをスポンサーとライセンスと国際イベントエージェントにしたのは、完全に意図的でした。

John:ファンの体験について話しましょう。WSOPそのものに実際に行ってみて、今年は何か変わった体験がありそうですか。そして、もし変わるとすればどこでしょうか。

Jeffrey:去年7月にHarrah'sでの面接のために、およそ40分間WSOPに行きました。私は自分が何を見ていたのかよくわからずに、とても圧倒されました。しかし、いくつか印象を受けました。一つめは、十分な『ヴェガス』が感じられなかったこと。二つめは、廊下の喫煙が不快だったこと。そして、三つ目は、食物のセレクションがそれほど良さそうに見えなかったことです。

偶然にも、私がここに着いたとき私が耳にしたのは、喫煙が不快だった、食物のセレクションがかなり悪かった、そして、十分なバスルームがなかったということでした。ですから、今年の私の任務は、今年のトーナメントの前に少なくともこの点を全てクリアすることでした。これまでにない世界クラスのフードサービスになるでしょう。特にピザについて、まずい、小さい、新鮮でない、高すぎるという苦情を聞きました。そこで、今年はより大きく、美味しく、オーブンから出来たて熱々を出します。ベーシックなチーズピザが3ドル75セントで、去年よりも低価格です。標準価格と比較してもかなり安い価格です。

そして、バスルームも増やし、廊下を禁煙にします。

John:それについて伺いたいと思うのですが、廊下の禁煙ですか。プレーヤーから喫煙の苦情が出たのですか。

Jeffrey:トーナメント室に隣接している廊下では喫煙できません。今年はそこをきれいにしました。私が耳にしたのは喫煙が不快だったということでしたし、私も自分がそこで経験してわかっていました。その点は対処しなければならなかったので、そのようにしたのです。

さらに、ライフスタイルショーやゲーム展示で非常に楽しい経験ができると思いますよ。企業の存在やブランドのより良いプレゼンテーションを目にするでしょう。またそこにはより健全なメディアが存在することもわかると思います。

私にとっては、ただ表面をこすったようなものです。我々は基礎部分を整備し、直す必要のある部分を直しました。私のチームと私はこの件に1年かけて、我々が何をすべきなのか、そしてまさにどのようにこれを改善すべきかを本当に理解する必要があります。

John:わかりました。さて難しい質問になりますが、今年はメインイベントの参加者の数は、どのくらいになるでしょうか。

Jeffrey:サインアップしたい人の数だけになるでしょう。私はここで唯一予測のできない人間でしょうね。それは危険な賭けだと思いますよ。サインアップしたい人の数だけ、こちらの準備は整っています。全ての人を歓迎します。もし去年よりもいくらか増加していれば、私は満足です。去年と同じであっても私は満足です。

John:プレーヤー諮問協議会について話しましょう。あなたは、そこから何を学び、それがどういうものになったとあなたは思っていますか。

Jeffrey:1月に設立した議会は、信じられないほど生産的で、私の最初の認識、つまりプロとノンプロの両方のトッププレーヤーも、この議会のメンバーのノンプロプレーヤーも、とても才気があり、独断的で、熱のこもった人々だという最初の認識を強固にしました。私が彼らの何人かに負けずについていくことは私の挑戦であり、私はそれを楽しんでいます。

それは、非常にオープンで正直な、展望や考えや情報の交換です。

彼らは我々が若干の決定をする手助けになったし、我々も彼らにどのようにビジネスの動き方について教えたと思います。

それは、私がこれまで考えていたこと全てを超えることでした。

私は、我々が毎月ミーティングを開くことになるとは思っていませんでした。おそらく3ヶ月か半年に一度だろうと思っていました。最初のミーティングで、プレーヤーは彼らが毎月ミーティングを開きたいと思っていることを明らかにしました。私は、彼らに言いました。「何回くらいミーティングをしたいですか」すると彼らは一様に「毎月」と答えたのです。そして、毎回のミーティングでほぼ全員が出席しています。来年のメンバーを決めるときに進んで議会に入ってくれそうな人の短いリストも持っています。

これはすばらしい事です。この種の議会はスポーツでは初めてのことだと思います。私は、議会が誰にでも門戸を開いて歓迎してきたことを知っています。我々は全ての問題に同意しているわけでもないし、そうするつもりもありません。議会には正式な意志決定権はありませんが、より良い決定をするための方法として私はそれを運用し、そしてその結果、より良い決定を下してきました。

John:今年のWSOPの全体的なゴールはありますか?

Jeffrey:今年のトーナメントの私のゴールは、8月15日に、人々が日常生活に戻ったときに、「今回は2005年よりも良いトーナメントだった」と言ってもらいたいですね。もしそう言わせることができれば、我々は良い仕事をしたということです。それが毎年のゴールです。毎年、トーナメントがますます良い経験であること。我々は毎年成長し続けはしないでしょう。登録数もこれまでの毎年の伸び率で増え続けるものではないでしょう。評価も上がったり下がったりするでしょう。しかし、長期間にわたってそういう状態でいるのです。我々は世界最大のゲーム会社が我々を支えています。ここにWSOPがあり、Harrah'sがいて、目の前にはさらにすばらしい37年があり、私は長期間のために作り続けています。私はできる限り長くコミッショナーを務め、そして次の人にすばらしい状態で渡したいと思っています。我々は短期間のためではなく、長期間を見据えて作っているのです。

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