European Poker Tour ロンドン大会 /最終日

European Poker Tour ロンドン大会 /最終日 0001

European Poker Tour(以下、EPT)ロンドン大会の最終日、残りプレイヤー12名が席に着いた、決勝テーブルは8シート。

あと4名が終了すれば、ファイナリスト達が決定する。

開始時点でのチップカウントを見ると、ただひとり、100万点に届きそうなモンスターがいた。

下記は開始時点の公式チップカウントだ。

Chad Brown — 611,000

Peter Hedlund — 523,000

Emad Tahtouh — 504,000

Mike Muldoon — 422,000

Ashley Hayles — 324,000

Jan Slavik — 296,000

Michel Abessis — 277,500

Vicky Coren — 222,500

Jonas Molander — 222,000

Sid Harris — 213,000

Jules Kusik — 196,000

Oscar Schweinebank — 173,000

12位からの賞金額は下記のとおり。

1位と12位の賞金額差は約9800万円。ここまで来たら皆、"優勝したい"一心のはずだ。

1st £500,000(約1億円)

2nd £285,900(約5700万円)

3rd £168,600(約3300万円)

4th £110,000(約3300万円)

5th £58,600(約2200万円

6th £44,000(約880万円)

7th £36,600(約732万円)

8th £29,300(約586万円)

9th — 12th £10,000(約200万円)

開始5分で一人目が飛んだ。Jonas MolanderがQ 6でMichael Muldoonの9 9とぶつかり、9のポケットの勝利。

次の終了者が出るまではしばらくかかったが、ビッグハンドとビッグハンドのぶつかり合いになった。Michael AbecassisはK K。そして唯一の女性プレイヤーで勝ち残っているVicky CorenはA K。ターンでAが落ち、勝利の女神はVickyに微笑んだ。Michaelは賞金£10,000を手に故郷パリへ帰っていった。

テレビ収録にもってこいのアクションが起こった。ボタンポジションでレイズをしたEmad Tahtouhに、コールすればオールインとなるブラインドのOscar Schweinebank。しばらく考え〝コール"。リバーまでは、Oscarの5ポケットに軍配があがっていたが、最後にQが落ちた。EmadがQペアで競り勝ち、OscarのEPTは終了した。

ここで8名のファイナリスト達が確定し、シートシャッフルを行った。

下記はシート位置とチップ数

Seat 1 — Chad Brown — 759,000 chips

Seat 2 — Emad Tahtouh — 680,000

Seat 3 — Sid Harris — 270,000

Seat 4 — Michael Muldoon — 570,000

Seat 5 — Jan Slavik — 460,000

Seat 6 — Peter Hedlund — 380,000

Seat 7 — Jules Kuusik — 240,000

Seat 8 — Vicky Coren — 600,000

決勝ラウンドが始まってすぐ、一人が飛んだ。アーリーポジションからレイズをしたVickyに対し、Sid Harrisが大きく動いた。両者カードをめくると、VickyはJ J、Sidは9 9だった。

極めつけは、リバーでJが出てJのスリーカード、Sidは8位で終了した。

お次は、Chad Brownとスウェーデン人プレイヤー、Peter Hedlundのぶつかり合い。Peterがレイズをし、Chadがスモールブラインドでコール。フロップは8(スペード)、K(クラブ)、9(スペード)。Peterが50,000ベットした。Chadはコール。ターンは5(ダイヤ)。Peterが120,000ベットし、Chadはしばらく考え、コールした。勝負はリバーまでおあずけだ。そしてリバーは8(ハート)。Chadは170,000をベットした。そしてPeterはカードをテーブル中央に投げつけ、"もってけコノヤロー"と叫んだ。カードはA 3のスペード、ナッツフラッシュドローだった。しかし、Chadもここでカードを披露。Q Jでストレートドロー、Peterの顔は赤くなり、その怒りは頂点に達していたことが簡単に見てとれた。この勝負、Chadが一枚上手だった。この勝負でだいぶチップを減らしてしまったPeterは最後、Q JでA Kとぶつかり、力なく7位で会場を後にした。

Jules Kuusikが次に動いた。Michael Muldoonがベットを入れた後、JulesがA 5でオールインをした。

これをMichaelが、A Jでコール。ボードは、4 10 J J。またしてもJのスリーカード。スウェーデン人プレイヤーがPeterと立て続けに2名終了した。

さらに、約1時間が経過してChadがまた動いた。Q 8でJan Slavikのペア6へぶつかり、フロップで6が落ち、6のスリーカード。この3日間、ほぼチップリーダーだったChadの終わりはあまりにも、情けないカードでの終了と言わざるを得ない。

残り4名だ。ここでディナーブレークとなった。

正式チップ数は以下のとおり。

Emad Tahtouh 1,82 million

Jan Slavik — 1.24 million

Michael Muldoon — 570,000

Vicky Coren — 370,000

ディナーブレークを終え、次に終了したのはMichael Muldoonだ。レイトポジションから7 7でレイズ、VickyがA 10でこれをコール。フロップでAが落ちた。さらにリバーにもAで決定的。Michalは賞金£110,000を手にし、4位で終了。

Vickyは、ポーカーTV関係で働いており、よく執筆も行っている。Chadとも仲が良いようで、二人は軽快に会話を交わしている。一方Janは物静かにプレイをし、タイミングをうかがっているように見えた。

そして、VickyとJanがぶつかった。Janがレイズし、Vickyがさらにリレイズ、メイク250,000にした。そしてJanがコールした。フロップは10 10 9、Vickyはオールイン。制限時間いっぱい使って考えたJanがこれをコールした。"えらいわ、よくコールしたわね!"と言ってカードを開いたVickyはA Jだった。しかし、ターンでJが出て、Vickyが勝利した。

この勝負を終え、Vickyのチップ量は、200万にも達しようとしていた。Jan Slavikは3位で終え、出口へと向かっていった。

現場のテレビプロデューサーたちは、ここから長期戦になると思った。

しかし、実際は2ハンドであっけなく終了した。最初のハンドでは、ターンまで毎回ベットし続けたEmadにVickyが持ちチップの半分以上も使ってコールでランナー、ランナー。

最後、ボードは、5 8 10 2 9。EmadはJ 8を見せ、Vickyは10を持っていた。Q 10で見事競り勝った。

この最初のハンドでチップ差に勝負があった。2手目は、フロップ3 4 5。Emadがオールイン。Vickyがコール。ナッツストレートの3 4 5 6 7でEPTロンドン大会の優勝者に輝いた。

Runner Up — Emad Thatouh - £285,900

Champion — Vicky Coren - £500,000

この3日間、実に楽しいトーナメントで、有意義に時間が過ごせたと思う。大会に出場したプレイヤー、そして運営を支えたPoker Starsのスタッフにこの場を借りて、ありがとうを言いたい。

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