Inside the Poker Tour -62- Mark Vos vs Chris Ferguson

Inside the Poker Tour -62- Mark Vos vs Chris Ferguson 0001

ハンドを分析して議論するのは非常に興味深い。今回取り上げる問題は、先月初旬にFull TiltからのEメールで話題にされたのもので、その結論は私のものとは違っていた。もちろんどんな見方も受け入れるが、ここでは私自身の回答を示したいと思う。ハンドの質問の多くは、プロプレイヤーDan Harringtonの本でしっかりと要点をまとめられている。'無関心'と思われる質問は一つとしてなく、プレイヤーがそこに存在していての観察がある。

'存在していての観察'というのはどういう意味か?例えば、テーブルの椅子に座る部分がなければ、正しいという確証が持てない。もしあなたがそこにいれば、Lee Nelsonが"ミクロの観察"と呼ぶものを使い、おそらく対戦者を観察できるし、多少は彼らの心理状態を読むことができる。チップ量やポジションも比較できる。そして一番ふさわしいアクションを起こす。テレビ放送もされる次回のWPTで実際のハンドがそれほど重要ではないという私の意見を耳にすることだろう。これはフィールドが狭いこともあり、実際プロの世界では、自分が手にしているカードに影響されてアクションを起こすアマチュアとは違ってくる。全ての場合において、一番正しいアクションは何かを決断できるような情報は十分に与えられないし、だからこそ、'そこに存在しなければならない'と言わざるを得ないのだ。

これを取り上げようと思ったハンドというのは、ブレスレット獲得者Chris FergusonとMark Vosの次のような対決である。ブラインドは500-1000(おそらくアンティーは200)、Chrisはボタンから3000までレイズ。スタックは?Markいわく、約70,000。だが後のハンドからは数字的に合わない。Markはスモールブラインドからリレイズ。またしても量は不明。私が推測するにおそらく9,000。スタックは減らした?想像がつくだろうか?またMarkのスタックの量はわからないままだ。こういった細かい情報が重要なのに・・・プロにとっては。ハンドだけでプレイするアマチュアには関係ないが。Chrisは考えた末にコール。

フロップはAJ10。MarkいわくChrisはクイーンペアか、キングペア。もしくは小さいペア、9とか8で、もしそうだったら、間違いなくフォールドするだろうと。そして12,000をベット(ポットは20,800だろう)。これは続行するのに最小、または様子見のベットである。Chrisはちょっと考えてコールした。この時点でハンドは完全に死んでいたと思われた。クイーンが出るのを祈った。

コールがMarkをとても弱くさせたことは納得できる。16,000ベットすれば意味があったかもしれない。とはいっても、これはスタイルの提案にしか過ぎないが、私が問題とするのは、12,000をベットしたとき、そうすることで私が非常に強いハンドか弱いハンドを示すわけなので、広範囲のハンドからコールされる。経験豊富なプレイヤーであったら手持ちに関わらずコールするだろうし、ゲームを続ける方法を決められる。ポットの80%近くベットする一方でもっと分かることがあるし、相手に渡る情報も減る。例えばQQか何らかのペアで無理だと思うことはないだけでなく、A8でボタンのポジションだったらこのベットにどう反応するだろうか?60%のベットはコールし、次のターンを見ようと思うだろうし、ポットの80%であったらコールするのは、はるかにきつくなる。

Markは続ける。ターンはJ。最低と言うかトラブルというか。フルハウスがでない最高のキッカーを想像した。その状況は好ましくはなかったが前へ出なければと思った。相手はAKまたはAQを持っているかもしれなかった。もしくはフラッシュドロー。そして15,000ベットした。(ポットはおそらく44,800くらいだろうか?)これは弱みを見せたか、も

しくは異常な強さか、何の確定もない。

Mark君に教えたい。シチュエーションが好ましくなかったターンをチェックするのは良かったかもしれない。AKとAQはほぼ効力がないし、君のハンドは非常に強かった。フラッシュドローの可能性でベットに傾くかもしれない。ベットするなら36,000くらいベットして、全力で行くべきだ。少額のベットだとChrisも乗れるし、リバーでブラフさせるのを許すことになる。ここでの私の質問はこうである、もしChrisがターンでレイズしたとしたらフォールドするか?リバーでのアクションも可能だ。

そして、更に聞きたいことがある。相手がChrisということで特別なプレイをしていないだろうか?無名プレイヤーに対しても同じように強気でプレイできないなら、自分から逃げ腰になってしまうこともある。フロップ前にリレイズされて始めた場合、今回のようにやり通さないということは明らかである。もちろん、ハンドが始まる前にチップの山がどのくらいか知っていたらもっと確実なプレイの仕方を教えられるのだが。

Markはこう続ける、"僕のベットはとても弱かった。ポットは40,000くらいだったからね。すぐにChrisはコールしたよ。その時点でハンドは終わっていた。リバーでキングが出るのを祈るの半分、出ないことを半分。キングで負ける可能性もあったから。"

負ける?スタート時、MarkのチップはChrisよりも少なかったのだろうか?ハンドが終わっていた?Markがおかしいとしか思えない。フロップ前にリレイズすべきではないし、ただマックすればいい。ハンドを小さくキープしたいのであればコールしてフロップを待ち、フロップでコール、ターンでコールでいいのに。そしてリバーにいけるのだ。

Mark:"リバーはなんでもなかった。チェックするとChrisは20,000のオールイン。彼が10フルまたはエースでフルと確信して、フォールドした。"

まずはじめに、Chrisが70,000をもってハンドを始めたのなら、リバーで34,000ほどオールインしたに違いない。次に、推定109,000のポットを34,000コールする前にリバーでフォールドするならたいていの場合正しくなければならない。3対1以上は得るし、ボーナスとして危険な対戦者を排除するチャンスなのだから。もしChrisがリバーで20,000のオールインしたとしたらポットは94,800。コールすれば4.5対1である。Chrisは全てのアクションにおいて時間をしっかりかけて待ち、彼の動きの速さは何にも屈しているようではない。そこに存在していれば分かる可能性はあるのだが。

そしてChrisが手に持っていたカードは何だったのであろう?(決して見ることのなかったハンド)AQ、AT、QJ、Aceと何か、また何らかのペアであったら、敗者であっただろうし、可能性は高い。可能性は非常に低いが、Chrisが持っていたというAAと共に、KQ、AJ、JT、TTであったら勝っていた。

リバーでのオールインが強さを見せられると言うことである。そしてそれはMarkがそこに辿り着くまでに後ろ向きに進んでいた。どのような結末になろうとも、私だったらリバーでコールする。私の意見では、それはポットオッズによる強制的作用でハンドがベットされてきた方法なのである。

次回までPlay good そしてget lucky!

More Stories

どう思われますか?