Annie Dukeらがオンラインギャンブルに関する下院司法委員会公聴会で証言

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先週のオンラインギャンブルに関する下院司法委員会公聴会において、John Conyers議長は、はじめに、現在のアメリカにおけるインターネットギャンブルの現状をまとめた。Conyers氏はオンラインギャンブルの社会的リスクを認める一方で、現状の問題点や矛盾点を強調した。議題にあがったのは、オンラインギャンブル禁止法施行の"選択的本質"、規制 vs. 禁止や州の権利 vs. 連邦政府の方針の対立する議論、また米の外国貿易関係への差し迫った危機である。

禁止擁護派:

オンラインギャンブル禁止の擁護派として証言台に立ったのは、下院司法委員会のLamar Smith氏、米国会議員のBob Goodlatte氏と家族研究会のTom McClusky氏。それぞれに証言したものの、ほぼ同一の議論を展開した。オンラインギャンブルはマネーロンダリングなどの犯罪行為を容易にし、未成年のギャンブルの割合を高め、問題を抱えるオンラインギャンブラーの家族に損害を与えた、などであった。

また、オンラインギャンブル禁止擁護派は、UIGEAの効力について、Annenberg Public Policy Centerの年次研究を引用した。この研究によると、少なくとも週に1度はお金を賭けてカードをプレーすると答えた男子大学生の割合が、2006年から2007年にかけて16.3%から4.4%に減少。同じくインターネットギャンブルにかんしては5.8%から1.5%に減少したという。オンラインギャンブル反対派の彼らは、この若者のカードプレーの減少傾向は、実際、UIGEA法案成立1年前から始まっていたことを言及しなかった。

規制擁護派:

米国会議員のShelly Berkley氏とPoker Player AllianceのスポークスパーソンのAnnie Duke氏は規制の利点について証言した。おそらくDuke氏とBerkley氏の興味深い共通点と言えば、両者ともに、規制されたギャンブル業界で生きてきた経験があるということだ。

Berkley氏は現在、国会において、オンラインギャンブルの普及による正式な米の反応調査を支援する法案を支持している。彼女はまたこの調査はUIGEA制定前になされるべきだったと述べている。この調査では他の国々や国際機関がどのようにオンラインギャンブルを規制していたかを調べる。また、連邦、州、ローカル、部族それぞれのインターネットゲーム法を調べ、互いに合致しているもの、矛盾しているものを把握する目的もある。さらに、UIGEAやオンラインゲームに関連するWTOの裁定の影響も調査の対象になっている。Berkley氏は、オンラインギャンブルに関する法律が矛盾しており、選択的な施行であると証言した。そして、このUIGEA施行に関するWTOの裁定、他国間との危機的状況についても言及した。

Annie Dukeは、証言の中で、個人の自由と責任に関する国家の原則と合致させることを主張した。Duke氏は「私自身の仕事を続ける権利を有する限り、これは経済的な面においても、そして自由、個人責任そして市民的自由の視点からも重要なことなのです。」と語った。4歳児の母として、未成年のギャンブルを禁止できる優れた技術を支援する規制の必要性を強調した。後のAristotle IncのMichael Colopy氏は規制されたオンラインギャンブル業界で使用できるソフトウエアや製品について証言した。

"法律" 関して:

ニューヨーク大学のハウザー国際法学部長のJoseph Weilerは「インターネットギャンブルの禁止令は米国の法律の「国際的な義務」に違反している事に、誰もが疑問に思っている」と証言した。彼は、アメリカがインターネットギャンブルから撤退することは、とても危険なことだと述べた。何故なら、アメリカの経済は海外輸出とサービス部門に大きく頼っているからだ。

東ミズーリの米国地方司法長官のCatherine Hanawayは司法省を代表して話しをした。Hanawayは、「現在存在する法律は、全ての形式のインタネットギャンブルを違法にするべきである」という司法省の立場を述べたが、続けて行われた質疑応答の時間に司法省が隠していた事実が判明した。例えば、米国民がオンラインでギャンブルするのは違法でない事を承諾した。違法なのは、企業が米国民にオンラインギャンブルを提供することだった。また、スポーツブック以外のオンラインギャンブルが違法であるという法律は無いことを認めた。司法省はオンラインギャンブルも他の賭博関係の法律に含まれていると考えていた。Hanawayが証言した合法な賭博の種類はスポーツブック関連だけであった。競馬の事に触れなかったHanawayに対し、なぜオンライン競馬に対して訴訟をしなかったのかをConyersが訪ねた。すると彼女は、より大きい訴訟事件について言及しているだけで、競馬産業に関連することは何も思いつかなかったと述べた。

米国財務省次官の代理人Valerie Abendは、最近発行されたUIGEAを実行する為の規則を見直した。AbendはUIGEA案にコメントできる期間は12月12日まであることを強調した。彼女は11月5日に規定管理センターによって規制案が不十分であることが判明した事は話さなかった。ある程度の費用と記録が銀行業に重荷になり続けている事に批判的であるからだ。

これは、決して片方が相手を納得させ、一瞬で解決するような件ではなかった。また、オンラインギャンブルに対し適切な米国方針が決まる訳でもなかった。しかし、昨日の下院司法委員会の審理では、現在のオンラインギャンブル方針に関連している多くの問題について、議会に教えることができた。焦点はUIGEAに対しての公衆のコメント期間が終了する来月までに、より政府関係者の注意を得ることだ。

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