ポーカー戦略本レビュー、Mike CaroのCaro's Secrets of Winning Poker

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自らをポーカーの狂気の天才と称しているMike Caro。彼が以前に書いた本であるCaro's Book of Poker Tells は他の数々のポーカー戦略本にも引用され、これまでに書かれたポーカーの本の中でも最も影響力のある本といえます。こうしてポーカー本著者として括弧たる地位を築いたMike Caroが今回新しい戦略本を発表することになりました。タイトルはCaro's Secrets of Winning Poker。内容にはポーカーに関するトピックについての様々なコンセプトが書かれており、初心者と上級者どちらにも役に立つ本になっています。

今回のこの本は1991年に初版発行されたCaro's Fundamental Secrets of Poker の第4エディションなり、リミットとノーリミット両方のホールデムなどの新しいセクションが追加されたものです。イントロダクションで語られている通り、この本は"blackboards"と呼ばれるたくさんの小さなレクチャーを中心に書かれています。このレクチャーにはCaro 自身のテーブルでの経験から学んだ重要なコンセプトが書かれており、彼がDoyle BrunsonのSuper/System 2 に提供した情報なども含まれています。

そしてこの本で特筆すべきものは、Caro の書き方のうまさ、説明のわかりやすさです。重要な箇所はなんども繰り返し読者に忘れにくくさせ、さらに重要なコンセプトは"blackboards"でわかりやすくまとめて章末などにもう1度書かれています。理解のしやすさが求められる戦略本でこれはとても重要なものだといえるでしょう。

この本は"the primary truth that governs both poker and the real world beyond poker,"とCaroが呼んでいる基本的なコンセプトのセクションから書き始められています。このユニークなネーミングのコンセプトは我々がなにか行動を選択して起こす時、必ず他の違う魅力的な選択も視野に入ってくるということで、そのたくさんの選択の中から我々は情報、手がかりを探して最良だと思えるものを選んでいく必要があります。これはポーカー、その他の出来事の両方に言えることであり、このセクションにはいかにその情報を集め、最良の選択をして利益を増やすかということが主になっています。

次のチャプターは"General Winning Advice"と呼ばれる、ポーカーのテーブルで必要とされる具体的な戦略が書かれています。この中にはプレイヤータイプ、シートセレクション、テーブルイメージなども含まれており、様々な種類のポーカーで役に立つ基本的なアドバイスが中心になっています。しかし、中にはCaro独自の見解も含まれており、例えば今では常識のようになってしまっているルースなテーブルではタイトにプレイし、タイトなテーブルではルースにプレイするという戦略にCaroは反対しています。これはバンクマネージメントのチャプターで語られており、今までの常識ではなく人間の心理や他のプレイヤーの現金への執着姿勢にもとづいて書かれています。この章でCaroはタイト、ルース、いずれにせよテーブルが極端なときはルースにプレイすべきだと語っています。

それに続くセクションではセブンカードスタッド、スタッドハイロー、ホールデム、ドローポーカーなどゲームごとのアドバイスが書かれており、その他のチャプターよりも具体的な戦略、情報が語られています。(例、ホールデムでは通常1枚のオーバーカードとインサイドストレートドローの方が2枚のオーバーカードよりも強い。など。)

次のチャプターはテルについてのものです。以前に書かれたBook of Poker Tells から重要な箇所を引用し、主にホールデムについて語られています。このチャプターでCaroは"あなたのテーブルでの態度、プレイの仕方は必ずしもあなたのテーブルイメージに直結するわけではない"と助言しています。

それ以降のチャプターはレコードキーピングなどのそれ以外の小さなアドバイスをまとめたものとなっており、この本の最後にCaroはポジティブな姿勢、自信を持つことがとても重要だと締めています。あなたもこの機会にCaro's Secrets of Winning Poker を手にとってみてはいかがでしょうか?

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