フロップでベットするがターンではチェックしてくるプレイヤーとどう戦うか?!

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良いハンドを持っているときに、フロップでは決まってベットするが、ターンではほとんど常にチェックしてしまうプレイヤーがよくいる。ベット金額が二倍になっているターンやリバーで他の人たちにレイズされたくないから、こういうふうにプレイするのである。特に、ローリミットゲームでこの打ち方は良く見られる.しかし、ミドルリミットゲームでは、このような誤ったプレイをするプレイヤーはあまりいない。しかしながら,このタイプのプレイヤーの中にもミドルリミットやハイリミットゲームを好む者がいる.だから、このようなプレイヤーに対する戦略を考えることはミドルリミット以上のプレイヤーにとっても十分価値がある。

まず敵を観察せよ

例えば、ある敵を注意深く観察して、次のようなプレイパターンを見出したとする。このプレイヤーは、A-10を持っていて、フロップはA-8-4がでたとする。彼はフロップでベットし、二人がコールしたとする。ターンでは、3が落ちた。そこで彼はチェックする。誰かがベットすれば、彼は単にコールしてついていく。リバーでも、同じようにチェックかコールをする。一回のゲームを観察しただけでも、このプレイヤーは、ウイークプレーヤー,あるいはウイークタイトなプレイヤーに見えるかも知れないが,1回だけのプレーで判断することは禁物である.

 こういうプレーを行ったプレイヤーがそのあとの同じようなシチュエーションのゲームでどのようにプレイをするか注意深く観察してみよう。もしこの“習慣的な”プレイパターンが続くようなら、彼がウイークなプレイヤーであることはほぼ間違いなく,その弱点を利用する戦略を使うべきときであると判断出来る。

戦略を考える前に,彼がこの“習慣的”なプレイパターンをとる「理由」をまず分析することが極めて重要である.彼は、典型的なウイークタイトなプレイヤーである。その彼が、フロップでブラフベットを行ったが、ターンではブラフを諦めてチェックに回ったり、ターンで逆転されたと判断したからターンではチェックするという発想で打ってくるであろうか?まずありえないであろう。彼はただ単に、ベットが二倍になるターンやリバーでほかの人に

レイズされるのをおそれているだけ

なのである。だから、ショーダウンまでずっとコールするつもりでチェックをくりかえすのである。このように、彼の思考は非常に単純な物なのである。

この種のプレイヤーに対してどう戦うか

フロップでチェックしターンでコールするようなプレイヤーを観察したら、それを基に、二つの戦略が考えられる。

まず一つ目。もし、あなたがレイトポジションにいて、このプレイパターンの敵が2つか3つ右のポジションにいたら、少し甘めのハンドでもよいからフロップ前やフロップでコールするとよい。たとえば、67オフスーツ(スーツの異なる6と7)のようなハンドをレイトポジションでもっていた場合、普通ならポットが相当大きかったりしないかぎりフォールドするところだろう。ところが、例えば3人以上がコールしてきたような中くらいの大きさのポットで、更に上で説明したようなプレイパターンのプレイヤーがフロップの前にコールしたら、あなたもコールするのも悪くはない。フロップで何らかのドローになれば、ターンでこのプレイヤーがフリーカードをもたらしてくれる可能性が十分あるからである。これが、たとえそれほど良いドローハンドでなくてもこの種の敵に対しては普通より多くの種類のドローハンドで戦える理由である。

例えば、フロップが出る前に、あなた自身とこの種のプレイヤーを含む5人のプレーヤーがコールしたとする。あなたのハンドは67オフスーツである。フロップでK-8-4が落ち、この敵までチェックで回って,彼がベットしたとする。

もう少し詳しく見てみよう。ターンないしリバーで5が落ちるオッズは大体5対1だ。(即ち、「6」回のうち5回は5が落ちず、1回は5が落ちるということ)。ターンで5が落ちなければ、フロップでコールしていようとおそらくフォールドせざるを得ないだろう。リバーで5が落ちるオッズは10対1であるが、ターンでコールする際のポットオッズが10対1より大きくなっていることはほとんどあり得ない。だから通常はフロップでコールする意図は、ターンのみで5が落ちることへの期待である。もし落ちなかったらリバーが開くまでプレイし続けるということはない。だから、重要なのはターンで5がおちるオッズだけだ。ターンで5が落ちるオッズはだいたい10対1にすぎないのだから、フロップでコールするのは通常の状況では割りにあわない。従ってフロップではフォルドするのが正解となる。

ただしである!もし敵がフロップではベットするが、ターンではチェックしてフリーカードをもたらしてくれるプレイヤーであると予めわかっているような場合はどうだろう。この場合は、なんとしてもフロップでコールするべきである。ターンかリバーで5が落ちるオッズは5対1くらいで、またフロップでコールするだけでターンとリバーの両方を見に行ける。一方、ポットオッズは6対1であるから、この5対1のオッズは「おいしい」ということになる。それに加え、アーリーポジションのプレーヤーがフロップでコールしてくれるかも知れないので、インプライドオッズ(実質的なポットオッズ)は6対1より更に大きくなる可能性が高い。

ただし、この戦略を使うときには以下の3つのことに注意すべきである。まず一つ目。もしこのタイプの敵がターンでもう一度ベットしてきたら、絶対フォールドしなければいけない。このプレイヤーの、“フロップでベット、ターンでチェック”するというプレーパターンが確実なものではない、あるいは確実なものではなりつつあると思われるときには、上記戦略は即座に捨て去らなければいけない。

二つ目。もし、他のプレイヤーがあなたと同じようにこのタイプのプレイヤーの“習慣的パターン”に目をつけ、フロップでチェックレイズしたり、ターンで突如ベットし始めたりして、あなたの戦略が混乱するような状況になったときには身をひいたほうがよい。

この気まぐれなプレイヤーのおかげで、狙いをつけているプレイヤーのプレイスタイルがさらにウイークなものになり、後のラウンドで更にフリーカードが出やすい状況となるのであるから、そのチャンスまでじっくり待つのが良い。

そして三つ目。もしこのタイプのプレイヤーがアーリーポジションにいる場合、この戦略はあまり効果的ではない。彼がフロップでベット、ターンでチェックしても、彼とあなたの間にいるミドル・レートポジションのプレイヤーがターンでベットしてくる可能性が高くなる。そうすると、この“フリーカードを得る”作戦が妨げられることになるのだ。

このように、このタイプのプレイヤーはフリーカードをもたらしてくれる可能性があるのであるが、だからといって彼をターンでブラフしたり、セミブラフしたりしようとしては絶対にいけない。これは私の個人的経験でもあり意見でもあるが、セミブラフで勝つ収益よりも、フリーカードをもらえることによる収益の方がはるかに大きい。もういちど、彼のこの“習慣的行動”へのモチベーションを確認しよう。彼は、よいハンドを持っていても、ベット金額が二倍になったときにレイズされるのを避けるためのみにターンでチェックするのだ。だからショーダウンまでコールし続ける可能性は非常に高いし、比較的良いハンドを持っている(例えばトップペア)可能性も高い。このような手でコールしてくることが確実なプレイヤーに対するブラフは無意味である 。

この戦略をいつ使うか?

最後になるが、逆にフロップでベットしターンでチェックするという戦略をあなた自身が使うべきなのはどういうときであろうか?それは自分が比較的良いハンドを持っており、マニアック(悪いハンドでも平気で参加してきて、やたらと攻撃的なプレースタイルをするプレイヤー。所謂「荒れた」ゲームになりがち)とヘッズアップ(二人のプレイヤーのサシの勝負になること)になったときだ。例えば、あなたがA-Qをもっているとしよう。あるマニアックがレイズし、あなたがコールする。これでみんな降りてヘッズアップになる。フロップではA-8-6がおちる。ここであなたがベットすると(なお、私はここでベットすることを推奨する。)彼はおそらくレイズしてくるだろう。そのときターンとリバーで単にチェック&コールすればよい。そうすれば、たまたまあなたのハンドがマニアックのハンドより本当にわるかった場合に大金を失うのを避けられるし、勝っている手で降りてしまうということもないのだ。

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