ポットリミットからリミットへの転換 2

ポットリミットからリミットへの転換 2 0001

パート1では、ポットリミットからリミットへの転換(この転換は最近よく見られるものである)に適応するための理論について述べた。もしパート1を読んでいないならばまずはこのパート2の前に見ておいてほしい。

パート2

前回述べたことを踏まえて、リミットにおいてブラフについて言えるベストアドバイスはこれだ:

a)ブラフできそうな一番最初の機会にブラフを用いることはやめる。例を挙げてみよう。もしプリフロップがKQでフロップがA-6-2の場合、ベットすると2人かもしくはそれ以上のプレーヤーがついて来た。もしターン、リバーでチェックして、結局あなた勝つという場合もあるだろう。しかし、リミットでは上記の状況の時、5-5 やA-7でチェック、コールしてくるプレーヤーが非常に多いのだ。自分からベットはして来ないが。一方、ポットリミットでは今挙げたような手札で、うまくレイズして時にはポットを取ることがあるのだから、リミットとは対照的だと言えるだろう。

b)相手がブラフにフォールドするかどうかを見極めること。重要なのは、プレーヤーをよく観察して、ブラフをすればフォールドするプレーヤーなのか、そうでないのかを把握することである。コーリングステーションに対してブラフしても意味がない。タイトプレーヤーへのブラフは成功する可能性が高い。タイミングが適している機会とは、ショートハンドの状態で、相手がタイトプレーヤーが多い場合だ。

c)相手が、なんの役もドローもないと判断した時にブラフすること。相手を読むことはリミットでブラフするためには必須のスキルである。ペアすら持っていない状況を判断した時、それがブラフのチャンスだ。しかし、もしひとりでも相手がコールするだろうと感じたら、次の機会を待つことだ。もしフロップで2人プレーヤーがついて来たら、ターンではもうブラフすべきではない、ということを言っているのではない。見方を変えれば、多くのプレーヤーはフロップにおいてはたいした手札でなくてもコールしてくるのだから。ほとんどのプレーヤーはターンで最後までコールするか、フォールドするかを判断する。したがって、次のことをよく覚えておいたほうがいい。それは、もし相手がフロップとターンでコールしてきたら、リバーではかなりの確立でコールしてくるということだ。

4:強い役の時、いつも大きなポットを取れるわけではない

ポットリミットではよく、A-A対K-Kでフロップが9-5-2という状況や、Q-Q対A-KでフロップがQ-J-10という状況で大きなポットを取れることを期待するだろう。しかし、リミットにおいては、多くのプレーヤーが参加し、全員が何かしらの手札を持っているような時に大きなポットになることが多い。例えば、リミットゲームで私が一番大きなポットを取ったのは、6c-2cの時だ。このハンドの時、フロップは3h-4s-5hだった。7人のプレーヤーが参加していた。3人がフラッシュドローという状況だった。それぞれの手札はQh-7h, Ah-9h,10h-8hだ。他の2人はエースを持っていた。それぞれA-4, A-8だ。幸運にもリバーで2が落ちた。

こういうことはリミットではしょっちゅうである。大きなポットになるのは、プリフロップでだれも強い手札を持っていないような場合に起きるのだ。対称的に、ポットリミットでは、AA 対AK、セット対セットという状況で起きるだろう。だからリミットでは大きなポットばかりに夢中にならないほうがいい。例えば、あなたがKKの時に、レイズを2人にコールされて、フロップで8-7-5であったとしよう。こういうフロップで激しい打ち合いになったとすれば、すでに誰かはストレートを持っている可能性があるし、もしくはツーペア、セットかもしれない。

5:プロテクトの要素が少ないので、状況は激しく変化する

リミットでの事実としてあるのは、あなたの’勝つ確立’は低いということだ。ポットリミットよりもあなたのハンドは簡単に破られるであろう。だからそのための心構えが必要だ。そしてもう一つ、自分の役が強いからといって、誰かが考えられないような引きであなたの手札を負かすことがない、なんて考えないほうがいいだろう。

最近、私は初手がKKの時、プリフロップでレイズした。ルーズプレーヤーがコールした。フロップはKc-10d-5hだった。ベットすると相手はコールした。ターンは6sだった。ここでもベットして相手がコール。リバーで4hが落ちた。私がベットすると、相手がレイズしてきた。私がコールすると、相手は2c-3cを見せた。彼はありえないような引きで私を負かしたのだ。相手がプリフロップでのコールではどんな手札を持っていたかはいいにしても、フロップとターンでのコールは理解に苦しむものだ。しかし、リミットではこういうことが起きるのだ。ポットリミットでは上記の状況でリレイズを考えるかもしれない(相手が低いセットでスロープレイしていたと読んだ上で)が、リミットではそのアクションはない。

しかし、こういう状況で、あなた自身をコントロールすることが重要なのだ。たくさんのプレーヤーが、取り乱さずにバッドビートに耐えることが出来る。私は多くのプレーヤーが、続けざまのバッドビートという厳しい試練を受けているのを見たことがある。しかし、突然、彼らはすべてのポットに参加し始め、弱い手札でチェックしてはコールするという、勝つチャンスがほとんどないようなルーズな状態になってしまうのだ。リミットでティルト状態になると、スタックの全てをなくすのにそう長くはかからない。だから、並みの、もしくはあまりないようなバッドビートが起きた時のために、心構えをしておくべきだ。多くのプレーヤーにとってリミットは、たしかに状況の変化が激しいものであるが、だとしてもトータルでは右肩上がりの増やし方をしていこうという考えが重要だ。

ここには述べなかったことはあるが、以上で普段はポットリミットのプレーヤーが、リミットをプレーする上での重要事項を挙げた。経験は重要だ、しかし、ポットリミットからリミットへと回避的な転換をするには、今まで挙げた事を頭に入れておくべきだろう。それでは、あなたに幸運を。

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