インタビュー ポーカー侍氏WSOPへの道を語る Part 4

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インタビュー ポーカー侍氏WSOPへの道を語る Part 4 0001

今回は、2005年のWSOPメインイベントについてうかがいたいと思います。

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さて、いよいよラスベガスについて、WSOPメインイベントに参加されたわけですが、どのような戦いだったのでしょうか。

まず、事前に会場をチェックした時に、200テーブルもある大会会場に圧倒されましたね。テレビなどで知っているプレイヤーが多数いて、ファンの持ってくるプログラムにサインしている光景をみて、本当にポーカーは大ブームなんだなと実感しました。受付を済ませると、トーナメントの第一日が初日になってました。本当は二日目当たりがいいかなと思っていました。

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そのDay 1の戦い方はどうだったのでしょうか。

Day 1はブラインドが低く、1ラウンドの時間も長いので、夕食休憩までは、ロックで徹しようと考えてました。実際、参加したのはT以上のペアーとAK,AQまででしたね。こんな状態でも、AAセットのナッツになっていたにもかかわらず、テーブルチップリーダーAQsがコールしてくれたので、ダブルアップして夕食休憩に入れました。夕食休憩後は、だんだんプレイヤーが飛んでいき、チップアベレージを割ったが、あまり無理をせずにプレイしていたら、ツーペアーのキッカー勝ちなどのラッキーもあり、その日に予定のない第8ラウンドまでプレイしました。疲労困憊で、最後のほうは早く終わってくれという感じでしたね。

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Day2はいかがでしたか。

Day2は、サバイバル状態です。なにしろ、アベレージチップ量を越えたことは一度もなかったので。Day4で飛ぶまで、最大の危機もありました。QQvsKKでQのセットになった時です。チップ量を少なかったので、オールインそのものは納得しているのですが、さすがにKKをみたときはこれで終わりかと思いました。あと、最初から最後まで同じテーブルだったので、信用力がついて、ブラフを含めたスチールが決まったのが大きかったですね。レイズもBBの5倍以上というオーバーベット気味ではありましたが。

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Day2は入賞直前で終わったわけですが、そのときはどのように思いましたか。

はっきりいって嬉しかったですね。アベレージチップ量はなかったのですが、事故をおこさなければ入賞が決まったも同然でしたので。

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Day3はいかがでしたか。

600人のハンド バイ ハンドではじまりました。ただでさえ遅くなるのに、オールイン・コールが入るたびにテレビクルーがそのテーブルで撮影するので、たった9人が飛ぶまでに一時間半かかりました。その間15ハンドくらいだったと記憶しています。

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入賞が決まってからはどのようにプレイしましたか。

お恥ずかしいことですが、入賞が目標だったので、その後のプレイの準備はほとんどしていませんでした。ただ、参加するハンドのランクをさげて勝負しようと思っていました。この日は、全体的についていたと思います。AQが一ラウンド6回来て、すべて勝ちました。もちろんスチールが多いのですが。ここでアドバタイジングもしました。私は、いい手を持ってレイズしているのだからコールしないでねと言ってる訳です。99vsQQで9をひいてショートスタックを飛ばすなどもしました。リアルブラフはしなくてもよかったようです。

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ここでチャンスがあったとのことですが。

そうなんです、Day3も終わろうとしたとき、久しぶりのAAがきました。もう終わりなので、スチールでいいやと思い、5倍レイズしたのです。もちチップ量の五分の一くらいですね。そうしたら、隣のプレイヤーが三倍レイズしてきました。ここでは悩みましたね。コールして、チップをひきだすか。オールインリレイズするか。結局オールインしておりてもらいました。相手はKKだったので、よく降りたなというのが実感でした。チップ量もアベレージを回復してDay4を迎えることができました。

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運命のDay4についておうかがいします。

まず、テーブルについてびっくりしました。世界チャンピオンのレイマー氏が山のようなチップをもって座っているではないですか。勝負という感覚はなくなり、一緒に写真をとってもらいました。戦いの場であるメインイベントのテーブルで写真を撮ってもらったのは私だけかもしれません。戦いは、レイマー氏の独り舞台でした。チップ量にものをいわせ、ルーズアグレッシブルそのものでした。また、よくAAがでるテーブルで次から次へと人が変わっていきましたね。私は、前日と異なり、まったく手が来ませんでした。Day3のラッキーカードのAQもKKに負け、チップ量を半分に減らしました。とはいえ、あまりにも手が悪いので、勝負時がないまま時間だけがたっていき、気がついたら、賞金額が5万ドルを超えていました。いよいよ自然死かと思っていたところ、運命のJJがきたのです。例のごとくレイマー氏がアーリーポジションでレイズしてきました。ここで、悩んだのです。実は、残り111人でミニバブルの危険性があったからです。ミニバブルといっても賞金額の差は100万円以上あります。三分程度考えていたら、向こうでオールインコールの声が聞こえました。これで、111位になる確率は相手が勝って、私が負ける場合の四分の一です。レイマー氏のハンドは良くてAX、勝率は60%以上あると思っていました。案の定68oでした。フロップでの勝利確立90%を超えていたと思いますが、結局ストレートを引かれて負けてしまいました。「世界チャンピオンに飛ばされた男」という、ありがたいのか、ありがたくないのだかわからない称号をいただくことになりました。また、勝負が決まった後、レイマー氏はわざわざ席を立って私のところに来てくれ、健闘をたたえてくれました。このシーンはESPNの放映でも載っていたようです。というわけで110位、約65000ドルで私のWSOPは終わりました。

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最終回には、ポーカー侍さんの今後や、WSOPを戦いたい日本のプレイヤーに対するアドバイスをお願いしたいと思います。

編集者 注  ポーカーニュースはWSOPメインイベントで戦う仲間を待っています。次のチームポーカーニュースフリーロールはノーベルポーカーで行われます。すぐにサインアップして、WSOP参加権を勝ち取ってください。

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