WSOPへのカウントダウン2:問題の解決

WSOPへのカウントダウン2:問題の解決 0001

2005年、WSOPのに為に世界中のプレーヤーがリオに集結した。各イベントやそれを取り巻くゲームに参加する大勢のプレーヤーがトーナメントにおいて問題が起きることが予想された。Harrah'sのスタッフにとって体制を保つのが大きな仕事となった。今回は、その問題がどのようなものだったのか、そして今大会において、どのようにHarrah'sが問題を解決しようとしているのかを述べていきたい。

Harrah'sは、Binion'sから伝統あるWSOPの本拠地の権利を獲得した。Binion's は2004年に財政的な問題で事実上倒産してしまったのである。そしてHarrah'sの権利によって2004 WSOPは行われ、世界の最高のポーカートーナメントが有名なホールにおいて行われた。その場所ではそれで最後であったのだが。全てのイベントにおいて多くのプレーヤー($10,000のメインイベントでは800人以上のプレーヤーによって埋め尽くされた)が、2005 WSOPでは新しい場所で行われることを要求した。

そして、2005 WSOPでは、リオのAmazon Ballroomが新しい本拠地となった。その会場は、まさに壮観である。有名なロックバンドでもこのAmazonよりも小さな会場でコンサートを開いたのを見たことがある。200以上のポーカーテーブルが見渡す限り広がっていて、まさにポーカープレーヤーにとっての最高の場である。しかしながら、この豪華なセッティングにおいても主催者はいくつかの考慮点を忘れていた。

2005年度、プレーヤーにとって会場での問題点は、彼ら(彼女ら)を安心させる場所についてであった。Amazonは3000人のプレーヤー(トーナメント、ライブゲーム、サテライトにおいて)、さらにはWSOPにおける店舗、観客、スタッフ、そして通行人全てを収容する。そこでは、イベント中の休憩時間は時間との戦いとなった。特に問題となったのは、女性用の設備である。レディースのノーリミットホールデムにおいては大きな問題となった(参加者は600人を超えたのだ)。これはトーナメントの始まりから終わりまで悩ませる点であった。

別の問題は、イベント中に食事を取ることであった。リオが美しいカジノであり、WSOPの本拠地としてふさわしくあるとともに、この地域には広いエリアを占める巨大なビル群がある。カジノからAmazonへと歩く場合、ホテルや豪華なレストランにおいて、長い時間ランチやディナーブレイクを必要とするのは請け合いであろう。Amazonの近くでは、軽食コーナーがあるが、料理は高く、プレーヤーやファンがWSOPでは予想しないことであった。

ポーカーそのものについてもいくつか問題があった。イベントにおいて、受付は一つ(窓口は3つか4つあったと思う)しかなく、トーナメントに登録しにくる人やキャッシュアウトする人で長い行列ができた。さらにトーナメント用の時計は2つしかなく、プレーヤーが、イベントに関しての重要な情報を確かめることが困難であった。こういったことで、2006 WSOPに向けての改善が必要なのは明らかであった。

WSOPの新しいディレクターはJeffrey Pollackとなり、彼は前述した2005年度における問題点と、その他の点について詳しく聞き、改善することを約束した。そしてPollackは、今後のトーナメントにおいて、何がベストなのかをPollackやHarrah'sに教えてくれるのはプレーヤー達自身であるとわかっていた。

この考えから、Pollackはプレーヤー諮問委員会を1月に設立した。そのメンバーには前世界チャンピオンであるChris Ferguson、それからScotty Nguyenも含まれていた。PollackはWSOPのもつ最高の業績をどのように守っていくべきかについて、彼らに考えをゆだねたのだ。

2006年度WSOPのスケジュールが公表されたとき、ノーリミットホールデムの優位性が明らかに見受けられた。多くのプレーヤーがこの点について抗議し、Pollackはプレーヤーに満足してもらうため、再度活動の中心となった。彼は$50,000 H.O.R.S.E.(このことについては別の記事で詳しく述べる。開催されればWSOPの歴史上最大のトーナメントとなる。)を作り出した。これは今日における、最高のプレーヤーのスキルを測るためのものでもある。Pollackは今までのWSOPの業績に注意を払い続け、イベントの将来にインパクトを与え続けようとしたのである。

トーナメントの時計についての問題は、今年度、解決されなければならない問題のひとつだ。2つのメイン時計が設置されるほかにも、テーブルの周りにテレビやモニターで小さな時計が置かれることであろう。これで問題は軽減されるはずだ。そしてプレーヤーがどの場所に居ても、必要な情報を手に入手できるであろう。

ポーカー以外の問題点、つまりトイレや食事については、それほど重要なことではないように思えるかもしれないが、これらの問題点を軽減する計画もある。トイレの改善点としては、2006年度は少しずつずらした休憩時間が取られ、それによって適宜各プレーヤーは用事を済ませることができるであろう。それからより多くの休憩時間が取られる可能性もある。そしてプレーヤーがトーナメント会場から別の目的の場所に移動し、困難なく戻れるための方法(“近道”)も設置されることであろう。

食事についても疑問に思われているはずだ。Harrah'sがAmazon Ballroomに近いところにレストランを造ることが(事実上不可能であるが)、トーナメント会場の周りに安価で食べられる場所を設けるのが唯一の方法であろう。おそらく食事についても同様に休憩が長い時間取られることになりそうである。それによりトーナメントのプレーヤー、スタッフ、ファン、メディア関係者がリオのホールを移動し、かつ、時間内に用事を済ませて戻ることが出来るであろう。

結果として、2005 WSOPは歴史上最高のものとなった。小さな問題点がありはしたが、Harrah'sは全面的に賞賛すべき役割を果たした。Pollackの委員会、そしてHarrah'sのスタッフにより、2006年度はより素晴らしいものになりそうである!

以上のことで設備については整ったわけだ。次回は、大会において誰が有利になるかということを考えていきたい。プレーする上での利点というよりも、編集者の視点で、どのように出場者を考察しているかについて述べていきたい。

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