リミットホールデムの基本ストラテジー

リミットホールデムの基本ストラテジー 0001

今まで、オンラインポーカープレイヤーとして目前に開かれている様々なチャンスについて見てきた。ここからは基本的な戦略について見ていく。プレイを楽しむとともに、どうすれば利益をあげながらプレイできるかを考えられるようになろう。以前に指摘した通り、初めてプレイするのに理想的なのはリミットホールデムである。最もポピュラーなゲームだし、ベット金額が制限されているので、ゲームのルール上1ゲームで大金を失わないようになっているからだ。

どのベットレートでプレイし始めるかは、あなたが経済的にどのくらいのリスクをかける余裕があるかによる。しかし、以前に指摘した通り、ビッグブラインドの250倍の金は用意しておく必要がある。

$0.01/$0.02といった非常に小さいブラインドのゲームでは5ドルあれば十分だが$0.5/$1のゲームでは250ドルは見ておいた方がいい。初心者にしてみればこの数字は大きく感じるかもしれない。だが、これは万一不運が続いたときの予備資金のようものである。いくつかの本や記事を読んで、優れた戦略をマスター出来ればほとんどの敵よりも強くなれる。つまり、長期的に見れば、結局は利益をあげられるのである。言い換えれば、この250ドルというのは、その全額をすぐに勝負に使うという性質のものではなく、不運続きでも有り金を使い果たす可能性がほとんどないという目安の額なのである。

いざプレイし始めると、このようなローリミットゲームのほとんどはとても荒々しく、プレイヤーがしばしば訳のわからないプレイをすることに気づくだろう。これは、長期的に見れば利益の源泉となるので非常に良い場であるのだが、最初のうちは不安の種かもしれない。でも、あなたは上述のようにビッグブラインドの250倍という十分な資金を用意しているのであるから、短期的にマイナスになることに対して心配する必要はない。

だんだんと自信をつけてリミットゲームからの卒業が近づくレベルになると、状況はだんだん良くなって来る。いいプレイヤーと悪いプレイヤーをより簡単に見つけることができるようになるし、プレイもスムーズにいくようになるはずだ。だが、今のところはタイトで、スタイルが首尾一貫したポーカーをする必要がある。プレミアハンドだけで勝負すべきであり、まわりのプレーヤーがやってるように変なハンドで参加し、訳のわからないアクションをするという打ち方には決して巻き込まれないようにしたほうがよい。

9人や10人でプレイするフルリングゲームでは、ほとんどの場合、よいスタートハンドのみで参加し、まずレイズで入るべきである。レイズで入ることにより、他のプレイヤーが多数参加してくることを阻止出来る。ポジションや前にとられたアクションによるが、以下がレイズする価値があるハンドのリストである。

アーリーポジション - AA - QQ, AK

ミドルポジション - AA - TT, AK- AJ, KQ

レイトポジション- AA – 88, AK- A9, KQ, KJ

ただし、レイトポジションでポケットエースのようなよいハンドを手にした場合、何人かがすでにコールしていたらレイズすべきではない。だれもフォールドしない上に、ただ単にポットを大きくなるので、ドローハンドを持っているプレイヤーが参加しつづける理由を増やすだけだからだ。同じようにミドルポジションにいる時も、何人かコールしている場合は上にリストされた中で弱めのハンドではレイズしないほうがいい。ただコールして、フロップを見るのが良い。また、ミドルポジションやレイトポジションにいて、他のプレイヤーがすでに何人かコールしてきている時は、マルチウェイハンド、即ち参加人数が多いときに有利になりやすいハンドでもプレイすることができる。以下がその例である。

スモールペア:33のようなペア。これだけで勝てる可能性は極めて低いが、もし3枚目の3がボードに出たらスリーカードになる。相手がストレートやフラッシュを持っている危険性のある目ボードでない限りはベットやレイズをする価値のある強いハンドである。

(日本語編集部注:「スリーカード」は和製英語なのでアメリカでは通用しない。Three of a kind あるいはtripsと呼ぶ。また「3のスリーカード」はtriple 3’s 等と表現する。)

スーテッドコネクター(同じマークの続き番号のペア):クローバー10とクローバージャックのような二枚は、フラッシュとストレートが出来やすいく、大きなポットを勝ち取れる可能性が高い。だが、ドローが成功する確率はそれほど高くないので、多くのプレイヤーが参加しなければ必、オッズが合ってプレイし続けるのに十分な体制にはならない。

ここまででどのハンドで、どういう状況でプレイするべきかある程度わかっただろう。ここからはフロップの時とその後に何をしたらよいのかを見ていこう。言うまでもなく、ペアを持っている場合は、フロップで(スリーカードになる場合は別だが)自分のペアより低い数字がでることを期待する。ペアを持っていなければフロップがハンドにヒットしてハイペア(フロップ3枚のうち最も高いカードがヒットして出来たペア)ができることを期待する。例えば、AKを持っていたらA73は好ましいフロップだがKKの場合は好ましくない。

ここから先の打ち方は非常にシンプルである。自分がベストハンドを持っていると思えばベット/レイズを行い、もしそうでなければチェックすれば良い。この判断のためにはボードがどういうカードの組み合わせであるかを見れば良い。

例えば、ボードカードが続き数字になっていなくて他のプレーヤーが積極的に打ってこない場合、恐らくポケットエースを持っていれば強い。だが、まさかの事態がおこって789Jや4枚の同じマークのカードが落ちてしまい激しいアクションがあったとする。この場合、10やそのスーツのカードを持っていない限り、ポケットエースでさえ紙くずになってしまうのである。

10と1Jのクラブのようなドローハンドでは、フロップで役が完成することはほとんど期待できない。このような場合には、フロップでクラブが二枚落ちるか、オープンエンドのストレートドロー(89、9QやQKなどがフロップで落ちる形)となることを期待しているのである。

ベット額はターン以降は二倍になっていくことに注目しよう。もし、幸いにしてフロップで約が完成した場合は、ドローハンドを持っているあなたより後ろのポジションの人をフォールドさせたり、逆にもっとお金をポットにいれさせたりするために、フロップではチェック&コールで回して、ターンでレイズするという打ち方も有効である。一方、フロップではドローの形でまだ役が完成していない時には、自分がレイトポジションならレイズしてみるのも悪くない。そうするとターンでは他のプレーヤーがチェックで回してくれる可能性が高くなり、結果的にタダでターンのカードを見ることができるのである。これはフリーカードプレー(free card play)として知られている非常に大切な戦術である。

リミットホールデムでは教科書的なプレー、正しいプレーの選択肢の幅は非常に少ない。従って、他の人が何を持っているかを正確に予想しやすい。リミットホールデムではきちんとプレイしてない人を探し出すのは容易である。そういう人に関しては、金を奪い取れそうな単なるカモなのか、反対に予想だにしないことをして金を奪いとりにくる超上級者なのか、出来るだけ早めに判断したほうがよいし、その判断は比較的容易い。逆に、慎重なオーソドックスな作戦をとるプレイヤーを見つけたら、自分が降りているときでも注意して彼が何をもっているのかをなるべう予想してみよう。これは順位を上げるためにも必要なスキルだし、ノーリミットでの基礎ともなるスキルであるからだ。

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